リディラバジャーナル構造化特集「ヤングケアラー」。
第2回となる本記事では、ヤングケアラーと家族を取り巻く困難(2章)として、ヤングケアラーが抱える困難に焦点を当てる。
「周りの大人たちからは、『お父ちゃんを助けたりや。私たちが子どものころは、親を手伝うのが当たり前やった。それと比べたらあんたはマシなんやで』とよく言われました。
父親を支えて当たり前。みんなやってたことやのに、弱音吐いたら落ちこぼれみたいで恥ずかしい。だから人に頼ると負けやと思ってた」
自らがヤングケアラーだった「こどもぴあ」副代表の居馬大祐さんは当時をそう振り返る。
中高生の約20人に1人がヤングケアラーの可能性があるといわれる。しかし、ヤングケアラーが抱える困難の多くは顕在化しておらず、周囲が気付けないことも多い。また、多くの子どもが他者への相談を躊躇しているという状況がある。
当事者はどのような困難を抱えているのか。なぜその困難は解消されづらいのか。課題解決を阻む社会的・心理的背景に迫る。
1クラスに1人以上。ヤングケアラーの実態
家族のケアを担う子ども、ヤングケアラー。
日本における正式な定義はまだないが、日本で先駆的にケアラー支援に取り組んできた日本ケアラー連盟は、「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子ども」をヤングケアラーとして定義している。
(出典:厚生労働省「ヤングケアラーに関する調査研究について 令和2年度 調査研究(報告) 」をもとに作成 ※通信制高校生について、本設問は 18 歳以下、19 歳以上の年齢別に聞いており、年齢の 設問に無回答であった1名は回答の対象外となっている。※通信制高校生は「18 歳以下」と「19 歳以上」の合計。19 歳以上は「いた(現在はお世話を していない)」、「現在まで継続してお世話をしている」が「いる」に含まれる)
2020年に国が行った全国調査では、調査対象となった中学2年生の5.7%、高校2年生の4.1%が、世話をしている家族がいると回答した。定時制や通信制の高校では割合はさらに高く、8.5%、11.0%に上っている。家族のケアが必要な子どもたちが、全日制よりも定時制、通信制に集まりやすい状況が示唆されている。
(出典:厚生労働省「ヤングケアラーに関する調査研究について 令和2年度 調査研究(報告) 」をもとに作成 ※通信制高校生は「18 歳以下」と「19 歳以上」の合計)
世話の頻度については毎日が最も多く、平日1日あたり7時間以上を世話に費やす中高生もヤングケアラーのうち約10%以上いる。
(出典:厚生労働省「ヤングケアラーに関する調査研究について 令和2年度 調査研究(報告) 」、日本財団「ヤングケアラーと家族を支えるプログラム-数字で見るヤングケアラー」をもとに作成)
世話により、「宿題をする時間や勉強する時間が取れない」「睡眠が十分に取れない」「友人と遊ぶことができない」「自分の時間が取れない」ということに悩む中高生も多い。
約30年にわたり、母親と祖母のケアをしてきた川嵜大介さんは、一度も修学旅行に行ったことがないという。二人を残していくのが気がかりで、行けなかったのだ。高校は、ケアと両立しやすい定時制を選択した。
特定非営利活動法人 ふうせんの会運営メンバー。3歳で父が亡くなり、9歳の時から祖母、病弱だった母を継続して介護。アルバイトをして介護と離れる時間もあったが、母の死去までケアラーとしての生活が続く。以前から気にかけていてくれた近所の方との関わりで、同じ境遇の人たちが集まる「ふうせんの会」とつながり、参加。同じ境遇の子どもたちの力になりたいとふうせんの会の運営メンバーとして活動中。
「定時制であれば、夕方からなので拘束時間が短い。ケアをしながら通えると思いました。
そもそも、中学校にもあまり行けていなかったので、学力的にも全日制の高校に進学することは難しかったし、経済的な余裕もありませんでした。様々な点を考慮した上で、自分の進路を選択しました」
定時制高校に進学後は、ほぼ皆勤賞で出席を重ねた川嵜さんだったが、高校3年生の時、母親の病状が悪化。ケアのために、学校に行けないことが多くなった。川嵜さんの“異変”に気づき、励ましてくれたのは担任教師だった。
「母の体調が悪くなってからはすごく学校を休むようになって。その時に、当時の担任の先生が変化に気づいてくれて、事情を打ち明けることができました。
その後も休まざるを得ない日はあったのですが、その先生が手紙をくれて。母や祖母のケアについても配慮しつつ、『お前もできる範囲で学校においでや。待っとるぞ』と書いてありました。本当に嬉しかったです。
定時制の高校は、中退率が高い。僕のクラスでも、最終的に卒業した生徒は半分ほど。そんな中で僕が卒業できたのは、先生が自分のことを気にかけてくれていると思えたからでした」
「困っている様子が見えない」
可視化されない当事者の困難
川嵜さんは、ケアの困難が不登校という形で表出し、周囲が気づくことができた。
一方で、困りごとが表に出てこないケースもある。
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