• 新しいお知らせ
    ×
    • 特集「歓楽街の若者支援」第9回公開。日本駆け込み寺の元代表に聞く相談業務の構造的リスク

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第9回を公開しています。特別対談「事件の後で」と題し、リディラバジャーナル編集長・安部敏樹と日本駆け込み寺元代表・清水葵さんが対談します。記事はこちらから。

      2026/9/24(木)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第8回公開。中小規模の支援団体が、安定的に支援を提供しづらい構造

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第8回を公開しています。資金不足、人材不足。中小規模の民間支援団体の中には、限られた資源の中で活動を続けているところがあります。支援を安定して続けるために何が必要なのか。記事はこちらから。

      2026/9/22(火)
構造化特集
無戸籍 第5回
公開日: 2023/3/6(月)

「出したくても出せない」 出生届の高いハードル

公開日: 2023/3/6(月)
構造化特集
無戸籍 第5回
公開日: 2023/3/6(月)

「出したくても出せない」 出生届の高いハードル

公開日: 2023/3/6(月)
構造化の視点

日本に生まれ、日本で暮らすの人の中には、「無戸籍」状態

・・・もっと見る

日本に生まれ、日本で暮らすの人の中には、「無戸籍」状態で、身分証明や行政サービスの利用に困難を抱える人たちがいる。実は、世界的にも稀な戸籍制度はどのような制度なのか。そして制度からこぼれ落ちる人たちはどのような課題を抱えるのか。明治から続く戸籍制度の構造を紐解く。

日本に生まれ、日本で暮らすの人の中には、「無戸籍」状態で、身分証明や行政サービスの利用に困難を抱える人たちがいる。実は、世界的にも稀な戸籍制度はどのような制度なのか。そして制度からこぼれ落ちる人たちはどのような課題を抱えるのか。明治から続く戸籍制度の構造を紐解く。

日本に生まれ、日本で暮らすの人の中には、「無戸籍」状態で、身分証明や行政サービスの利用に困難を抱える人たちがいる。実は、世界的にも稀な戸籍制度はどのような制度なのか。そして制度からこぼれ落ちる人たちはどのような課題を抱えるのか。明治から続く戸籍制度の構造を紐解く。


オーディオブック(ベータ版)

リディラバジャーナル構造化特集「無戸籍」。

第5回となる本記事では、当事者が生まれる背景(2章)として、母親の事情によって出生届が提出できずに、子供が無戸籍となるケースなど、無戸籍者が生まれる要因を網羅的に紹介する。




無戸籍者が生まれる要因は多数存在する(詳細は第0回の記事を参照)が、今回は「③親自身の事情」「④身元不明人など」「⑤行政による戸籍滅失」に着目。



出生届を出したくても出せない、母親が抱える事情とはどのようなものか。

また、身元不明人や行政による滅失など、出生届が一度受理された後に、無戸籍となるケースとはどのようなものかを解説する。

5-1:1枚の書類が出せない
母親たちの困難

第0回の記事でも紹介した通り、子どもが生まれて14日以内に、親の本籍を記載した「出生届」を市区町村に提出することによって、子どもは戸籍に登録される。

逆に言えば、親が出生届を提出できない場合、子どもは無戸籍状態となるが、様々な事情から出生届を提出できないケースがあるという。

無戸籍当事者の支援に取り組むNPO法人「無戸籍の人を支援する会」代表の市川真由美さんは、次のように語る。
 


 

市川真由美(いちかわ・まゆみ)
1967年、奈良県在住。2010年に景品玩具を販売する「いち屋」を立ち上げ、3年後に法人化した。従業員のマイナンバーがなかったことをきっかけにNPO法人「無戸籍の人を支援する会」を設立。全国から舞い込む相談に親身になって対応し、住民票や戸籍の取得に尽力。


「例えば、『自分が無戸籍で、子どもも無戸籍になっている』と相談に来た人がいました。

子どもは、出生届に記載されている親の戸籍に入るので、親が無戸籍だと、子どもは『入る戸籍がない』という状態になるのです」

戸籍とは「家族単位」で個人を管理する制度のため、親の無戸籍は子供へと引き継がれてしまう。

また、DVや貧困といった、出産前後の母親を取り巻く環境も影響する。
市川さんは次のように続ける。

「母親が経済的に困窮していて、病院で出産する余裕がなく、自宅出産をすることがあります。

出生届には、『出生証明書』という出産に立ち会った医療者のサインが必要な箇所があります。
病院にかかれずに自宅出産となった人は、医療者のサインがもらえず、出生届が完成しません」

厳密には医療者のサインが無くとも、自治体からの聞き取り調査などを経て例外的に出生届が受理される場合もあるが、原則としては医療者の証明なしでは出生届が受理されない。

認定NPO法人「児童虐待防止協会」の津崎 哲郎理事長は、次のように語る。

※リディラバジャーナルについてもっと知りたい方はコチラ
リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
note
リディラバジャーナル編集部
noteのicon
10月は里親月間。衣食住と信頼できる大人――社会的養護の中身を考える。【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年10月2日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
買う側も処罰対象へ。若者の売買春、現場で向き合う支援員の困難とは【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年9月25日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
エド・シーラン、前座全員が出演辞退。政治への向き合い方を考える【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年9月18日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
×
CONTENTS
intro
無戸籍者の困難
no.
1
no.
2
無戸籍が生まれる背景
no.
3
無戸籍者が生まれる背景
no.
4
no.
5
無戸籍状態を抜け出せない背景
no.
6
困難を生み出している戸籍制度の姿
no.
7
no.
8