「バスが来ない」「電車が減った」—&mda
「バスが来ない」「電車が減った」——。いま地域公共交通の衰退などを背景に、自家用車を運転できず交通手段が限られる高齢者や障害のある人が移動を制約され、生活上の困難や健康問題を抱えている。移動制約者が困難を抱える構造と、地域公共交通の再編・再構築が進まない構造に迫る。

「バスが来ない」「電車が減った」——。いま地域公共交通の衰退などを背景に、自家用車を運転できず交通手段が限られる高齢者や障害のある人が移動を制約され、生活上の困難や健康問題を抱えている。移動制約者が困難を抱える構造と、地域公共交通の再編・再構築が進まない構造に迫る。
「バスが来ない」「電車が減った」——。いま地域公共交通の衰退などを背景に、自家用車を運転できず交通手段が限られる高齢者や障害のある人が移動を制約され、生活上の困難や健康問題を抱えている。移動制約者が困難を抱える構造と、地域公共交通の再編・再構築が進まない構造に迫る。
リディラバジャーナル構造化特集「移動制約〜交通手段が限られる社会の困難〜」。
第2回となる本記事では、移動制約により起こること(1章)として、移動制約がもたらす免許返納へのためらいに迫る。

「よくニュースで報道されるような交通事故を起こさないために、慎重に運転はしています。でも、ある程度運転には自信がありますし、免許を返納した後の生活を想像すると車を手放すことはなかなか現実的に考えられないんです」
そう話すのは、今年(24年)で86歳を迎える高齢ドライバーの片山靖之さんだ。

第1回で見たような移動先や移動方法の減少によって、車保有者が交通事故のリスクに不安を感じながらも車を手放せない状況が生じている。
今回は、片山さんと、片山さんの親族であるYさんへのインタビューを通して、免許返納をためらう背景を明らかにする。
バスより車。その選択の理由と生活の実情
なぜ免許返納へのためらいは生まれるのか。普段の移動手段や公共交通の利用状況、車を手放した後に直面する課題などについて片山さんに聞いた。
―普段の移動手段についてお聞かせください。
日々の用事には主に車を利用していて、ほぼ毎日運転しています。家内を乗せてスーパーへ買い物に行ったり、かかりつけの病院へ通ったりしています。
私たち夫婦は少し高台にある団地に住んでいるのですが、坂道を上り下りしながら買い物に行くのはかなりの負担になりますから、車を利用しています。
ただ、子どもたちは私の運転を心配していて「近場なら構わないけれど、この範囲を超えたところに車で行くのは控えてね」と制限を設けられています(笑)。
超えるとまずいと思いつつ、何度か内緒で違反はしております……笑。といってもそれほど多くなく、月に2回ほどある公民館講座に家内を送迎するときと、月1回の大きな病院での定期検診くらいです。
近所に住む長女に連れて行ってもらうこともときどきあります。私は自分では行けるつもりではあるのですが、なにせ心配するものですから。
―バスや電車などの公共交通機関は利用されますか?

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続きをみるみなさんこんにちは、リディラバジャーナル編集部の太田です。
熊本地震の発生から10年の節目を迎えました。
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