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    • 特集「リディフェス2026」第5回公開。政治・行政の現場から、社会の仕組みを誰が担うのかを考える

      特集「リディフェス2026」第5回を公開しています。「政治・行政」分科会では、政治や行政に携わる登壇者たちが、なぜその仕事を選んだのかを振り返りながら、「社会の仕組みを誰が、どのように担うべきなのか」を話し合いました。私たちは、すでにつくられた社会の中で暮らすだけでいいのか。政治や行政に任せきりにせず、一人ひとりが社会をつくる側に回ることの意味を、記事でお届けします。記事はこちらから。

      2026/10/27(火)
    • 特集「リディフェス2026」第3〜4回公開。“AI時代の学び”と“教育のあり方”を考える

      特集「リディフェス2026」第3〜4回を公開しています。「教育」分科会の前編では、AIがすぐ答えを返す時代に、人はなぜ学ぶのか。学校の勉強だけではない学びや、自分で考えることの意味を考えます。後編では、教育はどんな力を育み、その力をどう評価するべきなのか。評価のものさしや、学びを支える環境に目を向け、教育のあり方を問い直します。前編はこちら/後編はこちら

      2026/10/20(火)
構造化特集
不法投棄 第5回
公開日: 2026/1/28(水)
更新日: 2026/6/30(火)

誰が片付けるのか、いつ片付くのか——。不法投棄された廃棄物を撤去しづらい構造

公開日: 2026/1/28(水)
更新日: 2026/6/30(火)
構造化特集
不法投棄 第5回
公開日: 2026/1/28(水)
更新日: 2026/6/30(火)

誰が片付けるのか、いつ片付くのか——。不法投棄された廃棄物を撤去しづらい構造

公開日: 2026/1/28(水)
更新日: 2026/6/30(火)
構造化の視点

夜中の山道にダンプ1台分のごみが突然現れる&mdash

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夜中の山道にダンプ1台分のごみが突然現れる——。いま、解体・建設現場などから発生した産業廃棄物が、処理の流れからあふれ出し、行き場を失い残り続けている。なぜ廃棄物が不法投棄され、撤去されないのか。「排出・解体→中間処理→最終処分」という廃棄物処理の各フェーズでリスクが生じている構造と、自治体による撤去が進みづらい構造に迫る。

夜中の山道にダンプ1台分のごみが突然現れる——。いま、解体・建設現場などから発生した産業廃棄物が、処理の流れからあふれ出し、行き場を失い残り続けている。なぜ廃棄物が不法投棄され、撤去されないのか。「排出・解体→中間処理→最終処分」という廃棄物処理の各フェーズでリスクが生じている構造と、自治体による撤去が進みづらい構造に迫る。

夜中の山道にダンプ1台分のごみが突然現れる——。いま、解体・建設現場などから発生した産業廃棄物が、処理の流れからあふれ出し、行き場を失い残り続けている。なぜ廃棄物が不法投棄され、撤去されないのか。「排出・解体→中間処理→最終処分」という廃棄物処理の各フェーズでリスクが生じている構造と、自治体による撤去が進みづらい構造に迫る。


オーディオブック(ベータ版)

リディラバジャーナル構造化特集「不法投棄〜誰も扱えない産業廃棄物の行き先〜」。

 

第5回となる本記事では、不法投棄された廃棄物を撤去しづらい構造(4章)として、最終的に撤去を担う行政が抱える課題を明らかにしていく。

 

不法投棄の問題構造をイラストで表した構造化マップ

 

捨てられた廃棄物は、誰がいつ片付けるのか——。テレビやネットに映し出されるゴミの山を見て、そう考えたことはないだろうか。

 

廃棄物となった木片のイメージ写真

 

いま、全国には不法投棄された廃棄物が撤去されないまま残り続けている。その量は1,011万トンで、およそ東京ドーム8個分(※1)にあたる。

 

現在は多くの不法投棄事案で「明確な支障はない」とされているが、放置が長期化すれば、雨水による有害物質の溶出や地下水・河川への流入、悪臭などが発生するリスクがある。

 

では、なぜ撤去が進まないのか。背景には、不法投棄をした人の特定の難しさ、「最後は公費(税金)で片付ける」ことへのジレンマ、そして国の支援制度の失効という3つの壁がある。

 

今回は、最終的に廃棄物の撤去を担う行政が抱える課題を掘り下げていく。

誰が捨てたのか?から進まない。特定から撤去までの壁

「千葉県内に残っている廃棄物のほとんどは、1990年代後半から2000年頃に捨てられたもの。すでに30年近く経っています」

 

そう話すのは、これまで県内の不法投棄事案に対応してきた千葉県の熊谷俊人知事だ。

 

熊谷俊人さんの写真

熊谷俊人(クマガイ・トシヒト)
1978年生まれ、神戸市出身。2001年早稲田大学政治経済学部卒業、NTTコミュニケーションズ株式会社入社。2007年5月から千葉市議会議員、2009年6月、千葉市長選挙に立候補し当選。当時全国最年少市長(31歳)、政令指定都市では歴代最年少市長となる。2013年5月、2017年5月ともに歴代最多得票数を更新。2021年3月、千葉県知事選挙に立候補し当選。歴代最多得票数を更新。2025年3月、千葉県知事選挙に2期目当選。

 

なぜ不法投棄された廃棄物は撤去されないのか。大きな要因の一つが「不法投棄した人を特定し、片付けさせることが難しい」という点だ。

 

不法投棄した人を見つけ出すには、膨大な調査が必要となる。産業廃棄物関連の事案を得意とする芝田麻里弁護士(弁護士法人芝田総合法律事務所)はこう説明する。

 

芝田麻里弁護士の顔写真

<芝田麻里(シバタ・マリ)>
弁護士法人芝田総合法律事務所 代表弁護士。ほか、公益社団法人 全国産業資源循環連合会 顧問及び監事、一般社団法人 東京都産業資源循環協会 顧問など。

 

「たとえば、廃棄物を出した会社(排出業者)の違法行為を突き止める際には、(誰が排出・運搬・処分したかを記録する)マニフェストや契約書などをすべてチェックする必要があります。

 

1社あたり数千枚のマニフェストがある場合もあり、複数社が関わっているケースなどでは、調べる対象は膨大になります。調査は数人規模では難しく、行政としてきちんと体制を構築しないととても追いつきません」

 

熊谷知事は「調査を尽くしても結局わからなかったというケースも多いです」と話す。不法投棄した人の特定には、時間もコストもかかる。そのうえ、労力をかけても特定できない可能性もある。

 

ファイリングされた資料の写真

 

仮に不法投棄した人を特定できても、そこで問題が解決するとは限らない。

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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CONTENTS
intro
排出・解体時に不法投棄リスクが発生する構造
no.
1
排出・解体から中間処理時に不法投棄リスクが発生する構造
no.
2
no.
3
中間処理から最終処分時に不法投棄リスクが発生する構造
no.
4
不法投棄された廃棄物を撤去しづらい構造
no.
5