「なんでないの?」限られた避妊へのアクセス | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
若年妊娠:自己決定を歪める社会の責任
第二回

「なんでないの?」限られた避妊へのアクセス

「女性活躍という言葉がこれだけ言われている中で、日本ではいまだに女性が主体で避妊法を選べません。自分のキャリアも含めて、どういう人生を歩んでいくのか考えていく上で、避妊は重要な問題なのに……」

 

こう話すのは、2018年に国際基督教大学を卒業した福田和子さん。同年、性や避妊にまつわる日本にないものについて発信する、「#なんでないの」プロジェクトを立ち上げた。

 

 

福田さんは、日本では性や避妊についての頼れる情報、悩みを気軽に相談できる場所、多様な避妊法へのアクセスが限られていると指摘する。

誰もが安心して頼れる性に関する情報を

第一回では、学校での性教育について取り上げたが、若者にとって身近な情報源としてインターネットがある。福田さんは、必要なときにいつでもアクセスできるネット上の情報を充実させていくことも重要だと言う。

 

「日本で避妊について検索して上位に表示されるのは、クリニックや企業のホームページなどです。そうすると、避妊法についての情報は得られるのですが、そこで販売している商品のことや、避妊の情報だけしか書かれていなかったりします。ですが、避妊について調べている背景には、もしかすると性暴力があるかもしれない。日本では性暴力について学校教育の中できちんと学ぶことがあまりないので、本人が暴力と認識していないことも多いんです。例えば相手が無理矢理コンドームをつけないことがあっても、そういうものだと思い込んでしまっている。なので、避妊とセットで、何が性暴力なのか認識してもらえる情報などが包括的に掲載されている必要があります」

気軽に性の悩みを相談できる場所がない

また、性にまつわる悩みを気軽に相談できたり、避妊具を入手したりしやすい環境も必要だ。

 

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