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構造化特集
子どもの安全 第8回
公開日: 2019/11/17(日)

子どもの安全教育、被害を最小限にするための防護と抵抗

公開日: 2019/11/17(日)
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構造化の視点

子どもが被害者となる事件や事故は近年減少傾向にある。一

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子どもが被害者となる事件や事故は近年減少傾向にある。一方で、共働き世帯の増加や地域コミュニティの衰退といった社会構造の変化によって、新たな対策も求められている。子どもを取り巻く現場では何が起きているのか。家庭や地域、学校などの視点から子どもの安全を考える。

子どもが被害者となる事件や事故は近年減少傾向にある。一方で、共働き世帯の増加や地域コミュニティの衰退といった社会構造の変化によって、新たな対策も求められている。子どもを取り巻く現場では何が起きているのか。家庭や地域、学校などの視点から子どもの安全を考える。

子どもが被害者となる事件や事故は近年減少傾向にある。一方で、共働き世帯の増加や地域コミュニティの衰退といった社会構造の変化によって、新たな対策も求められている。子どもを取り巻く現場では何が起きているのか。家庭や地域、学校などの視点から子どもの安全を考える。


2019年5月、神奈川県川崎市の路上で小学生らが次々と刃物で刺された事件。小学生ら17人が重軽傷を負い、6年生の女の子と39歳の保護者が刺殺された。

 

事件は、登戸駅から歩いて5分ほどの住宅街にある路上で午前7時40分ごろ発生。朝の通学・通勤時間は人通りが多く、小学生らは学校に向かうためのスクールバスを待っていた。

 

事件現場となったバス停。それまで何の変哲もなかったこの場が、一瞬にして悲劇の現場となった。

 

そんなごくありふれた風景が、突如として惨状になった。容疑者の男性は両手に包丁を持って小学生らの列に近づき、無言で襲いかかったという。

防犯を徹底しても防げない事件もある

川崎市登戸での殺傷事件が起きる1年前、2018年5月には、新潟県新潟市で小学校2年生の女児が登校中に連れ去られて殺害された事件が発生している。

 

この事件を受け、政府は子どもの「登下校防犯プラン」を策定。通学路の安全を確保するための取り組みをまとめた。

 

そこには、多様な担い手による見守りの強化や通学路点検の徹底、子どもの危険回避に関する対策促進などが挙げられており、児童を「極力1人にしない」ためにスクールバスの有効性も示されていた。

 

川崎市登戸での殺傷事件で被害者となった小学生らが通う私立カリタス小学校も、通学路の安全対策に力を入れていた。

 

児童の登下校はスクールバスを使用し、毎朝、教頭が子どもたちを駅の改札まで出迎える。その後、200メートルほど離れたスクールバスのバス停まで引率していた。さらに事件当日は子どもをバス停まで送りにきた保護者も現場にいた。

 

 

にもかかわらず、事件を防ぐことはできなかった。

 

事件後、現場近くでPTAを対象とする防犯研修会を行ったという安全インストラクターの武田信彦さんは次のように指摘する。

 ...

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CONTENTS
intro
「子どもの事故」が起きたとき
no.
1
no.
2
どこまでが学校の責任なのか
no.
3
no.
4
地域コミュニティから考える
no.
5
no.
6
保護者が担う安全対策
no.
7
no.
8
事件や事故を「未然防止」するために
no.
9
no.
10
安部コラム
no.
11