17人に1人の高校生が通う通信制高校のいまとこれから | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
不登校:「学校に行くのがあたり前」を問い直す
第十回

17人に1人の高校生が通う通信制高校のいまとこれから

不登校を経験した子どもをはじめ、毎日学校に通うのが難しい子どもの進学先の一つになっている通信制高校。今、高校生のうち17人に1人が通っているという。その現状と今後の可能性について、通信制高校について研究する星槎大学教授の手島純さんに聞いた。

 

星槎大学教授の手島さん。社会科教員として、全日制・定時制・通信制高校に35年間勤務した経験がある。

通信制高校の根底にあるのは、“いつでも、どこでも、だれでも”

――まず通信制高校の特徴を教えてください。

 

全日制も定時制も毎日学校に通うのが前提なのに対して、通信制は単位を取る仕組みが違います。通信制の場合は、レポートと面接指導(スクーリング)と試験で評価が決まるので、基本的に通学する日数が少なくてすむんですね。

 

少し歴史を遡ると、もともと通信制高校は、戦後、勤労青少年と一般成人の教育の機会均等を保障するためにつくられたシステムなんです。

 

そのときから通信制高校には、“いつでも、どこでも、だれでも”という精神があった。実際には、どこでもというのは少し限定されていて、面接指導もあるので居住地か勤務地の近くに限定されているのですが。今の時代はとくに「だれでも」という点が特長になってきていると思います。

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特集 不登校:「学校に行くのがあたり前」を問い直す 全11回
0章 はじめに
1章 学校に行くのは当たり前なのか
2章 保護者を支える
3章 学校からの不登校支援
4章 学校外の居場所を確保する
5章 通信制高校の現在
6章 安部コラム
不登校
全11回
5-1.17人に1人の高校生が通う通信制高校のいまとこれから