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      構造化特集「外国人の健康」第6回を公開しました。症状、診療内容、治療方針などを正確に伝え、外国人患者と医療者の意思疎通を支える「医療通訳」。しかし、その費用を誰が負担するのか、全国一律の仕組みは整えられていません。医療通訳を取り巻く課題とは。記事はこちらから。

      2026/6/26(金)
構造化特集
学齢期の発達障害 第5回
公開日: 2023/4/6(木)

「わかっていたけど、認められなかった」発達障害の子どもと向き合う保護者の葛藤

公開日: 2023/4/6(木)
構造化特集
学齢期の発達障害 第5回
公開日: 2023/4/6(木)

「わかっていたけど、認められなかった」発達障害の子どもと向き合う保護者の葛藤

公開日: 2023/4/6(木)
構造化の視点

本人を取り巻く環境によって、困りごとの顕在化・深刻化が

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本人を取り巻く環境によって、困りごとの顕在化・深刻化が左右される発達障害。いま小中学校の通常学級では、発達障害やそれらに近い特性のある子どもの困りごとが見過ごされ、挫折経験をしている現状がある。学校、家庭、医療・福祉の視点から、子どもが困難を抱える構造に迫る。

本人を取り巻く環境によって、困りごとの顕在化・深刻化が左右される発達障害。いま小中学校の通常学級では、発達障害やそれらに近い特性のある子どもの困りごとが見過ごされ、挫折経験をしている現状がある。学校、家庭、医療・福祉の視点から、子どもが困難を抱える構造に迫る。

本人を取り巻く環境によって、困りごとの顕在化・深刻化が左右される発達障害。いま小中学校の通常学級では、発達障害やそれらに近い特性のある子どもの困りごとが見過ごされ、挫折経験をしている現状がある。学校、家庭、医療・福祉の視点から、子どもが困難を抱える構造に迫る。


オーディオブック(ベータ版)

リディラバジャーナル構造化特集「学齢期の発達障害」。
 
第5回となる本記事では、子どもの挫折に苦慮する保護者たち(3章)として、発達障害の子どもの子育てに、保護者が苦慮する構造を解説する。

 


 

この子には障害があるかもしれないと、わかっていた。でも「そんなはずはない」と、認められなかった――。

 

現在、発達障害のある小学生・中学生の2人の子どもを育てている瀬島早織さんは、診断がくだされるまでの心情をそう振り返る。

 

瀬島早織(せじま・さおり)
自閉症児2人のひとり親。娘は2009年生まれの特別支援学校、息子は2011年生まれの特別支援学級。webライター・広報をしながら子育てをしている。

 

育児をしながら、学校・医療・福祉などさまざまな関係者と緊密に情報を共有することが求められる保護者。

 

子どもの特性や困りごとに向き合う中で、どんな葛藤を抱えているのか。保護者自身が抱えている困難とはなにか。

 

保護者が子どもの挫折に苦慮する構造を解き明かす。

不安だからきつく当たってしまう――。
発達障害児と向き合う保護者の葛藤

感情のコントロールができず、パニック状態に陥った自閉スペクトラム症(ASD)の子どもに「いつまで泣いているんだ」と怒鳴ってしまった。

 

何度注意しても忘れものをする、注意欠如・多動性障害(ADHD)の子どもに「なんでいつも忘れるんだ」ときつく叱ってしまった――。

 

「発達障害やそれらに近い特性のある子どもに、どうやって向き合えばいいかわからない保護者の方は多いです。なかには、子どもに手をあげてしまう方もいます」

 

そう話すのは、発達に課題のある子どもの保護者の活動グループ「いろとりどり」の受付相談員を務め、自身もASDの子どもとADHDの子ども2人を育てている島田ゆかりさんだ。

 

島田ゆかり(しまだ・ゆかり)
特定非営利活動法人わかみやクラブが運営する、発達に課題のある子どもの保護者によるペアレントメンター活動グループ「いろとりどり」の受付相談員。

 

なぜ保護者は、子どもの困りごとの対応に苦慮するのか。

 

さまざまな相談を受けてきた島田さんは、「障害を受け入れることの大変さや、子育てへの大きな不安がある」と話す。

 

「私も発達障害のある子どもを育てていますが、診断がついたときは頭が真っ白になってしまって。どういうことなのか理解できなくて、その後に一気に不安が押し寄せてきました。

 

いつどんなタイミングで気づくか、どのような診断がされるかに関わらず、保護者の多くは子どもの障害を受け入れ育てていくことに大きな不安を抱えます。

 

精神的に不安定な状態に陥るために、過剰に子どもを叱ってしまう。

 

深刻化すると『この子を殺して自分も死のう』という考えにまでつながってしまう場合もあります」

 

発達障害のある子どもを育てる瀬島さんもこう語る。

 

「他の子よりも、言葉の発達が遅れている。名前を呼んでも振り返らない。目があったこともない。

 

診断される前から、明らかにおかしいと感じていました。でも、冷静に見れずに『そんなはずはない』と認められなくて。

 

この子に障害があるかもしれないと、心の中ではわかっていながら、誰かに『違う』とも言ってほしかったんです」

 

瀬島さんは診断を受けることへのためらいを抱えながら、医療機関につながった。診断時は「やはりそうなんだという気持ちと、これからどうしていけばいいんだろう?という大きな不安が生まれました」と話す。

 

保護者が子どもの困りごとを冷静に受け止めづらい背景には、保護者自身の障害や子育てに対する大きな不安がある。

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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CONTENTS
intro
居場所なき子どもたち
no.
1
no.
2
子どもの困難に対応できない学校現場
no.
3
no.
4
子どもの挫折に苦慮する保護者たち
no.
5
子どもを取り巻く専門家の苦悩
no.
6
社会に出て抱える困難
no.
7