小売段階でロスを減らせない、有効活用できない事情とは? | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
フードロス:年間621万トンの真実
第五回

小売段階でロスを減らせない、有効活用できない事情とは?

 

今回取り上げるのは、上の図の小売から消費の間に発生するロスについて。

私たちが消費者として日々利用している小売の代表例、スーパーマーケット(スーパー)やコンビニエンスストア(コンビニ)では、どのようなかたちでロスが発生しているのでしょうか。また、どのような削減努力をしているのでしょうか。

 

探っていくと、同じ小売業といえども、スーパーとコンビニではロスに対する意識や、ロスが出る理由が異なっていることがわかってきました。

ロス=赤字。経営のためにもロス削減に取り組むスーパーマーケット

スーパーではどのようなロスが発生しているのでしょうか。
香川県でスーパーを経営し、フードロスの啓発イベントも行う今川宗一郎さんは次のように語ります。

「そもそも、ロスは経営的にも赤字でしかないので、売り切れる量を仕入れるというのが前提です。さらに、うちのような小規模な店舗では、もともと置ける商品の量も少ないです。また、賞味期限が近づいてきた野菜や肉は、可能な限りお惣菜にします。閉店前には値引き販売もします。こういった理由でほとんどロスは発生しないです」

今川さんの経営するスーパー(今川宗一郎さん提供)

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特集 フードロス:年間621万トンの真実 全10回
0章 はじめに
1章 生産→加工
2章 加工→小売
3章 小売→消費
4章 消費
5章 リユース・リサイクル
6章 安部コラム
フードロス
全10回
3-1.小売段階でロスを減らせない、有効活用できない事情とは?