ボランティアなんて必要とされていないと思え | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
被災地とボランティア:なぜ僕たちは被災地支援に行けなかったのか
第三回

ボランティアなんて必要とされていないと思え

東日本大震災を機に、被災地で子どもたちへの支援を行う認定NPO法人カタリバ(東京都)代表の今村久美さんは、現地に行ってはじめて、自分自身の描いていた被災地のイメージと現実とのギャップに気づいたと語ります。

今村さんが代表を務めるカタリバは、被災地で放課後に子どもたちの学習支援や心のケアを行う。

 

「避難所で生活している人に話を聞いてまわっていた時に、物は溢れているけれど、未来に対する絶望がものすごくありました3年後、5年後の予測不能な未来に対する絶望が漂っていた。だから、今は物はもういいと。いろんな人に対して、『支援してくれてありがとう』と伝えるための動画を撮られるのはそろそろ辛いと。そういったことを何度も言われました。芸能人のイベントや、カタリバがそれまで普段やっていた単発の『カタリ場』みたいなものはもう要らないと言っていました。だからまず私が、こういう現場のニーズと自分の想像があまりに乖離しているということに気づかせてもらったことが、スタートでした」

 

今回の記事では、いざ被災地でボランティアを行う際に直面する現実と、そこでボランティア自身が気をつけるべきこと、より多くのボランティアを巻き込むために必要なことを見ていきます。

被災地支援を行うボランティアの数と関わり方を表した図。

「自分たちは何もできないと知っていた」

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被災地とボランティア
全7回
2-1.ボランティアなんて必要とされていないと思え