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特集
フードロス:年間621万トンの真実
第三回

「1~2トンはしょうがない」消費者から見えないフードロス


(日本フードエコロジーセンター提供)

消費者の手に届くことなく捨てられてしまう大量の米。

この米はコンビニエンスストアなどの小売店から捨てられたのではなく、食品工場から捨てられたものです。

 

先日話題となった恵方巻のように、最終商品にまで加工され店頭に並び、売れ残った結果捨てられてしまうのはまだ想像がつきますよね。
しかし、この米は店舗に並ぶことすらなく捨てられるのです。
編集部が注目したのは、この米のような、私たち消費者には見えないところで生まれるロスです。

私たちの知らないところで、毎日何千トンも発生しているロスの裏側に迫りました。


今回は、図の〇の部分である加工から小売の間で発生するロスについて扱います。

食品を加工して、小売店や飲食店に販売するまでの過程で、様々なロスが発生します。
その中でも、今回編集部が注目したのは「構造的なロス」です。

 

例えば、サンドウィッチを作る工場では、どうやってもパンの耳が発生してしまいますよね。

パンの耳も食べることができるため定義上はフードロスに含まれますが、無くせというのには無理があります。

それよりも、食品業界の慣習や、事業者間の力関係によって不条理なロスが発生しています。

編集部ではそれらを「構造的なロス」と名づけ、調査しました。
どういったものを指しているのか見ていきましょう。

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特集 フードロス:年間621万トンの真実 全10回
0章 はじめに
1章 生産→加工
2章 加工→小売
3章 小売→消費
4章 消費
5章 リユース・リサイクル
6章 安部コラム
フードロス
全10回
2-1.「1~2トンはしょうがない」消費者から見えないフードロス