• 新しいお知らせ
    ×
    • 特集「歓楽街の若者支援」第8回公開。中小規模の支援団体が、安定的に支援を提供しづらい構造

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第8回を公開しています。資金不足、人材不足。中小規模の民間支援団体の中には、限られた資源の中で活動を続けているところがあります。支援を安定して続けるために何が必要なのか。記事はこちらから。

      2026/9/22(火)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第7回公開。支援の「線」はなぜ十分につながらないのか

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第7回を公開しています。各団体が夜の街で若者への支援を続けている一方で、地域によっては支援の「点」を結ぶ「線」が十分につながっていないところもあります。中小規模の支援団体が築く支援の線と、その課題を追います。記事はこちらから。

      2026/9/18(金)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第6回公開。相談業務の苦悩——つながること、支えること

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第6回を公開しています。困難を抱える若者がその瞬間に必要としているものと、食事、相談の機会、住まい、医療、公的支援といったものがずれることがあります。支援の非対称性とは何か。記事はこちらから。

      2026/9/16(水)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第5回公開。声をかけても、支援はまだ始まらない

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第5回を公開しています。現場の相談員たちは、困難を抱える若者とつながることのどこに難しさを抱えているのか。相談員と若者の間に立ちはだかる「認知の壁」「心理の壁」「物理の壁」を明らかにします。記事はこちらから。

      2026/9/15(火)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第4回公開。困難を抱える若者が犯罪に巻き込まれるとき

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第4回を公開しています。歓楽街の中では、困難を抱えた若者が組織的な行為に巻き込まれるケースがあります。さらに、その過程では若年男性の孤立や困窮が見落とされている場合も。記事はこちらから。

      2026/9/11(金)
構造化特集
歓楽街の若者支援 第9回
公開日: 2026/9/24(木)

リディラバジャーナル編集長 安部敏樹 × 日本駆け込み寺・清水葵(元)代表

公開日: 2026/9/24(木)
構造化特集
歓楽街の若者支援 第9回
公開日: 2026/9/24(木)

リディラバジャーナル編集長 安部敏樹 × 日本駆け込み寺・清水葵(元)代表

公開日: 2026/9/24(木)
構造化の視点

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園—&m

・・・もっと見る

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。


オーディオブック(ベータ版)

リディラバジャーナル構造化特集「歓楽街の若者支援〜奮闘する現場と、支援を阻む構造〜」

 

第9回となる本記事では、特別対談「事件の後で」として、リディラバジャーナル編集長・安部敏樹と日本駆け込み寺元代表・清水葵さんが対談する。

 

 

2025年5月、新宿歌舞伎町で女性支援を行う公益社団法人日本駆け込み寺の元事務局長が、相談者とされる女性と共に麻薬取締法違反(コカインの所持・使用)の容疑で逮捕された。

 

起きた事象自体は看過できるものではない。そのうえで編集部は、この出来事を個人の資質だけの問題として片付けず、相談業務に構造的に生じうるリスクにも目を向ける必要があると考えている。

 

多くの団体では、そうしたリスクを踏まえガバナンス体制を整備している。同時に、中小規模の支援団体には、限られた人員や資金の中で支援と組織運営を両立する難しさもある。

 

リディラバジャーナル編集長の安部敏樹が、事件後に組織の立て直しを担った当時の代表、清水葵さんに話を聞いた。

本人の要因「飲み込まれてしまっていた」 

——昨年を振り返ってほしい。そう切り出した安部に、清水さんは率直に答えた。

 

清水葵(シミズ・アオイ)
公益社団法人日本駆け込み寺元代表。1999年京都府生まれ、龍谷大学卒。保育園運営会社を経て2023年に入職し、2025年4月、26歳で創設者・玄秀盛と共同代表に就任。歌舞伎町を拠点に、DVや引きこもりなど、あらゆる相談に向き合う「駆け込み寺」を率いる。
※所属・役職(肩書)は取材当時のものです

 

清水

去年は死ぬかと思いましたね。

 

[補足]
清水氏の就任からわずか1ヶ月後の5月、元事務局長の田中芳秀氏が相談者の女性とともに麻薬取締法違反(コカインの所持・使用)の容疑で逮捕された。
2026年3月、東京地裁は田中氏に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡している。裁判で四宮知彦裁判官は「支援者という立場でありながら違法薬物を使用し、相談者に勧めた点は社会的非難を免れない」と指摘した。田中氏は初公判で「利用者や関係者の皆様に迷惑をかけた。深く反省し、お詫びします」と謝罪している。(Addiction Report 2026年3月13日
上記とは別に、日本駆け込み寺は田中氏に対し損害賠償を求める民事訴訟を提起。2026年6月22日、東京地方裁判所において和解が成立し、田中氏は違法薬物の所持・使用を認めたうえで、法人および関係者への謝罪文書の送付と、解決金70万円の支払いに合意している(支払期限:2026年7月31日)。 (日本駆け込み寺 公式サイト

 

——田中氏は相談者とどのような関係にあったのか。事件は、聖菩蓮(せいぼれん)を通じたホスト相談の現場で起きた。

 

[注釈]
聖菩蓮は、コロナ収束後にホストクラブ関連の相談が急増したことを受け、2023年7月に「青少年を守る父母の連絡協議会(青母連)」として設立された。事件当時はホスト相談を主な活動としていたが、現在は「一般社団法人 聖菩蓮駆け込み寺」に改称し、ミドル&シニア世代に特化した支援団体として活動内容を変更している(聖菩蓮駆け込み寺 公式サイト)。

 

安部

今回の事件では、ホストに関する相談をしていた女性と薬物使用に至ったとされています。当時、相談者との接点はどのように生まれていたのでしょうか。

※リディラバジャーナルについてもっと知りたい方はコチラ
リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
note
リディラバジャーナル編集部
noteのicon
エド・シーラン、前座全員が出演辞退。政治への向き合い方を考える【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年9月18日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
海面水温が史上最高。豪雨と貝の減少、共通する原因とは【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年9月4日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
「盗撮は麻薬」元教諭の告白。性犯罪の再犯を防ぐには【ニュースから読み取る社会課題!リディラバジャーナル】
2026年8月28日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
×
CONTENTS
intro
歓楽街の中にある、当事者の困難を深刻化させる構造
no.
1
no.
2
no.
3
no.
4
当事者への支援を阻む構造
no.
5
no.
6
中小規模の支援団体が、相談支援を深める・広めることが難しい構造
no.
7
中小規模の支援団体が、安定的に活動を続けることが難しい構造
no.
8
特別対談「事件の後で」
no.
9