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特集
不認定率99.8%:日本の中にある「難民問題」
第一回

認定率0.2%、日本は「難民に冷たい国」なのか

「日本も日本人も好きだけど、日本に来たことは間違っていたのかもしれないと思うことがあります。シリアがいまどんなに危険な状況であるかは世界中に知られています。だから、シリア内戦を逃れてきた人ならば、多くの国で難民として認定されます。なのに、日本はそうでなかった」

 

シリア内戦でアサド政権による弾圧を逃れて日本にたどりついたシリア人男性、ユセフ・ジュディさんはそう話します。

 

ジュディさんのように、もともとの居住地を追われ、「難民」となって移動を強いられた人たちの数は、世界でおよそ6560万人に上ります(2016年時点)。これは日本の人口の約半数にあたる数字です。

 

ここ数年では、シリア内戦の激化やロヒンギャ問題の深刻化などに伴い、難民問題は世界的な社会問題に。「難民を受け入れるか否か」は、ヨーロッパ諸国では政局を揺るがす大きな争点になっており、その結果、難民に対して扉を閉ざす国も増えています。ハンガリーやオーストリアなどでは「難民排斥」を掲げる政党が躍進しています。

 

難民が置かれる状況はますます厳しくなっていく中、日本にも、藁にもすがる気持ちでたどり着く難民たちがいます。

 

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特集 不認定率99.8%:日本の中にある「難民問題」 全10回
0章 はじめに
1章 「難民保護」より優先される「入国管理」
2章 厚くて高すぎる「難民認定」のハードル
3章 難民政策の欠陥が生む弊害と日本社会
4章 安部コラム
不認定率99.8%
全10回
1-1.認定率0.2%、日本は「難民に冷たい国」なのか