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構造化特集
住宅の耐震化 第1回
公開日: 2025/5/26(月)
更新日: 2025/5/29(木)

“我が家”が奪った命と町並み。阪神・淡路大震災の実態から見る住宅倒壊の現実

公開日: 2025/5/26(月)
更新日: 2025/5/29(木)
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住宅の耐震化 第1回
公開日: 2025/5/26(月)
更新日: 2025/5/29(木)

“我が家”が奪った命と町並み。阪神・淡路大震災の実態から見る住宅倒壊の現実

公開日: 2025/5/26(月)
更新日: 2025/5/29(木)
構造化の視点

地震災害において被害をもたらす要因の一つに、住宅の倒壊

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地震災害において被害をもたらす要因の一つに、住宅の倒壊がある。耐震化をすることで倒壊は防ぐことができるが、日本の住宅のうちおよそ1割は耐震性が不十分である。住民が抱える金銭的な不安や心理的な背景、さらには地方自治体が抱える問題などから耐震化が進まない構造的な背景を明らかにする。

地震災害において被害をもたらす要因の一つに、住宅の倒壊がある。耐震化をすることで倒壊は防ぐことができるが、日本の住宅のうちおよそ1割は耐震性が不十分である。住民が抱える金銭的な不安や心理的な背景、さらには地方自治体が抱える問題などから耐震化が進まない構造的な背景を明らかにする。

地震災害において被害をもたらす要因の一つに、住宅の倒壊がある。耐震化をすることで倒壊は防ぐことができるが、日本の住宅のうちおよそ1割は耐震性が不十分である。住民が抱える金銭的な不安や心理的な背景、さらには地方自治体が抱える問題などから耐震化が進まない構造的な背景を明らかにする。


オーディオブック(ベータ版)

※本記事には、地震災害や被害に関する記述があります。実態をお伝えするために生々しい事例やデータも紹介しているため、フラッシュバックやPTSD(心理外傷後ストレス障害)を懸念される方は、十分に注意しながらご覧ください。

 

リディラバジャーナル構造化特集「住宅の耐震化~誰もが当事者、“最優先”の地震対策はなぜ進まないのか~」。

 

1章では地震による住宅倒壊の実態を見ていくが、第1回となる本記事では阪神・淡路大震災の事例をもとに住宅が倒れることによって起こった被害を明らかにする。

 

進まない住宅の耐震化構造化マップ

 

1995年1月17日午前5時46分。淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の地震、兵庫県南部地震が発生した。最大震度7の揺れがあったことが後の調査で判明。1949年の制定から46年後、震度7が観測史上初めて適用された地震となった。甚大な被害は総称して「阪神・淡路大震災」と呼ばれている。

 

 

地震の被害を大きくする要因の一つに「住宅の倒壊」がある。
 
住宅が倒壊すると住人やその家族の生命を危うくするだけではなく、火災の原因になったり道路を塞いだりするなどして、被害の拡大、さらには救助・消火活動の遅延にもつながる。
避難の長期化や環境の悪化による災害関連死も起きているが、これも住宅の倒壊が遠因となっている。

 

2024年の能登半島地震や2016年の熊本地震においても、多くの住宅が倒壊し、人的被害が拡大した理由になった。今後発生すると予想される南海トラフ地震や首都直下地震においても住宅の倒壊が引き起こす被害の拡大が懸念されている。

 

今回は、阪神・淡路大震災で消火・救助活動にあたっていた消防士や専門家の取材を通して、地震発生後、家屋の倒壊によって起こる被害の実態やその原因を明らかにする。

命がけでススだらけの人々を救出。阪神・淡路大震災の事例からみる住宅倒壊の実態

死者・行方不明者6,437名、約10万棟の建物が全壊した阪神・淡路大震災。その実状を当時消防士を務めていた野村勝さんに伺い、阪神・淡路大震災の事例から「住宅が倒れることによって起こること」を見ていく。

 

 


野村勝(ノムラ・マサル)
人と防災未来センター「語り部」。阪神・淡路大震災当日は神戸市垂水消防署の消防司令補として当直。震災後は「新長田北安心安全コミュニティ推進協議会」や「細田・神楽まちづくり協議会」の会長を務め、復興まちづくり活動にも従事した。


ー地震が起きたときのことを教えていただけますか?

 

地震が起きた日は当直勤務だったので消防署にいました。トイレに行ったその行きか帰りか、階段にいたときに「ゴーッ」っていきなり揺れたんです。天井の梁がきしむくらい大きく揺れて命の危険を感じました。

 

1分ぐらいの長い時間に感じましたが、後で調べると11秒ほどの揺れでした。たった11秒であんなに被害が出るとは、恐ろしいことです。

 

事務所に戻ると、ロッカー、テレビ、戸棚、机、色んなものが重なるように散乱していました。集まった隊員から「隊長、どないすんの」と言われたけど、どうすればいいかわからない。あまりにもひど過ぎて。

 

外へ出たら自分の手すら見えないほど真っ暗だったんです。いつもなら街灯や自動車の明かりがあるから、深夜でも明るい町でした。ところがそれらの明かりが全部消えてしまっていた。

 

被害がたくさん出ているだろう、というイメージはあるのですが、外は真っ暗で、本部からの連絡も無いので状況が分からなかったんです。

 

そうこうするうちに60過ぎの男性が自転車でやってきました。

 

「どないしたんですか」と聞いたら、「ガス漏れや、すぐ来てくれ」と。消防署から数百メートル離れた所で起きていたガス漏れの対応に向かいました。それが最初の現場でした。

 

被害がたくさん出ていますし、現場も混乱していますから本部との無線でのやり取りは混乱しています。ガス漏れ対応をしているときに、ようやく本部と連絡を取ることができました。今対応している現場の次に行くよう指令があったのが、住宅の倒壊現場でした。

 

ー現場に向かうとき、町はどのような様子でしたか?

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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CONTENTS
intro
地震による住宅倒壊の実状
no.
1
no.
2
住宅の耐震化が進まない理由
no.
3
no.
4
no.
5
過疎から考える耐震化の課題
no.
6