誰しもが「当事者」に。安部敏樹が答えるコロナでの「困りごと」大相談会
誰しもが「当事者」に。安部敏樹が答えるコロナでの「困りごと」大相談会
新型コロナウイルスの感染拡大により、誰しもがコロナ問題における「当事者」となった今日、「誰に相談したらいいのかわからない」、「どうすれば解決するのか糸口が見えない」といった行き場のない悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
リディラバでは、誰にも打ち明けられないけれど重要な困りごとをみんなで一緒に考える「困りごとプロジェクト」を立ち上げました。これは、賛同してくださる皆さんとコミュニティを作り、ざっくばらんに募集したコロナでのお悩みについて、解決の糸口をともに探るプロジェクトです。
今回はその第1弾として、医療・教育現場での問題や、育児をしながらの在宅勤務、家族のあり方といった問題の乗り越え方について、語り手・安部敏樹(あべとしき)とともに考えていきます。
※上記ダイジェスト動画・本記事は、リディラバ主催のオンライン勉強会「リディズバ」第27回(2020/5/1開催)を要約・編集したものです。
※動画全編は記事末尾にあります。リディラバジャーナル有料会員の方、もしくは有料会員の方によるシェアURLから記事をご覧いただいている方は、ご視聴いただくことができます。新規ご登録はこちら。
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語ることの罪、語らないことの罪
困りごとプロジェクトへ寄せられたご意見:
「発言の自由がなくなったように感じる。冗談も言いにくくなってしまった。芸能人も炎上してしまうこともあり大変そう。」
最近では特にポリティカル・コレクトネス(言語表現や創作物、社会制度などからあらゆる差別をなくすべきだという考え方のこと)が、過度に厳しい風潮も感じますよね。
誰かを傷つける発言をしてはいけない。これはもちろん大事である半面、どうしても溜まってしまう“毒”の部分をどう吐き出したらいいのかは、本当に難しい問題ですね。
以前、岡村隆史さんが「コロナによって貧困状況に追い込まれた女性が、性風俗店で働くことを望んでいる」といった内容の発言をし、話題になりました。発言内容が不適切なことは間違いないものの、その言葉狩りをする風潮も怖いなと感じましたね。
それに伴って、リディラバジャーナルの構造化特集「性風俗」も再び注目されました。なんでもかんでも叩こうとするのではなく、議論の前にまずは知識を蓄えようとする動きがあったのはありがたかった。
悪意のある発信はもちろん許されません。ただ、問題が語られない、発信されないことで、触れづらい領域により触れづらくなってしまうこともある。問題そのものが忘れられてしまい、補償支援の対象から漏れてしまうこともあったりします。
「語ることの罪」と「語らないことの罪」、両方の側面を理解した上で、問題について少しずつ話したり共有したりしていくことが大事ですし、これは芸能人に限らずあらゆる人に求められる力ですね。
また、いまの芸能人にとって政治や社会問題はセンシティブな領域であり、知識がない中で影響力を持って社会的発言をするとたたかれるので、言及するリスクに対してメリットがないと感じてしまっている側面もあります。
しかし、そういった影響力を持つ人たちが発信することで、問題の認知につながることもあると思うんです。今後、影響力を持つ人たちが発信しやすい世の中を作ったり、知識面での支援をしてあげることも重要だなと感じています。
「あるべき論」ではなく、小さなストレスや悩みを打ち明けられることの重要性
困りごとプロジェクトへ寄せられたご意見:
「恋人と逢えない、逢うのが困難になっている状況を、「(いま現在)家族じゃないんだから仕方ない」「家族にしてもらえてない(法律婚していないことを指しているようです)んだから、その程度」と指摘されるのがツラいです。「家族が最後の砦」「優先順位トップは家族」というのは嘘ではないでしょうが、ここぞとばかりに一夫一婦制と法律婚を正当化されても…と思います。そんなに家族が最高の絆なら「世帯主一括振込」に断固反対!する法律婚妻たちは、何なんでしょう。」
家族主義をベースとする法律婚が聖域としてあるがゆえに、その枠にあてはまらないパートナーや同性婚が認められていないカップルなどは、家族としては不適切という風潮になってしまい、有事の際に障壁となることが増えてしまう。
たとえば、何十年も連れ添っているパートナーの一人が集中治療室に入ってしまったときに、法律婚をしていないがゆえにもう一方のパートナーは同席を許されず、死に際に立ち会えないといったこともあるんです。
「家族」という形を一つの枠で決め込みすぎていて、それ以外を排除しようとする動きが根底に広がってしまっている感じもありますよね。
また、逆のパターンもあって、「家族だからこうあるべき」という枠組みで苦しくなってしまう家族もいるかもしれないですね。「家族なんだから家で子どもの面倒を見なければいけない」など、「べき」論を強く押し付けている側面もあるかもしれない。
すべてを100点満点でできる。それを当たり前にされると、苦しくてもまわりに助けを求める声をあげられなくなってしまいますよね。結果的に、まわりに相談したくても言い出せずに、抱え込んでしまうことも想像できます。
もし、周りからこういった悩みを打ち明けられたときは、まずは受け入れてあげることが大切です。もちろん、言いたいこともあるかもしれないので指摘することは悪いことではないと思いますが、相談している段階で悩んでいるわけで、まずは寄り添ってあげることが大事ですね。
自分の何気ない行動が、大変な渦中にいる誰かを救うことにつながっている
上記のほかにも、難民申請者の給付金問題、学生の経済苦、地方私立病院の経営難、医療従事者やその家族に対する差別など、身近なものからニュースでもあまり取り上げられていないものまで、幅広い相談をいただきました。
今回いただいた困りごとの多くに、「誰に相談していいのかわからない」「小さな悩みだから外に出してはいけないのでは?」という、みなさんの中での葛藤や孤独があったように思います。
確かにすべてを解決できるわけではないかもしれませんが、こういった問題は共有するだけで気持ちが楽になると思います。現に、社会問題の当事者であった自分の原体験としても、人に共感してもらえるだけで救われることがありました。
自分にできることは少ないと思っている方も多いかもしれません。しかし話を聞いたり、社会に広めたりすることが、実は当事者たちを救うことにつながっていると、ぜひ知ってほしいです。
また、医療従事者や教員など、コロナ対応の最前線にいる人たちの声を代弁してあげることも大切です。
変化のタイミングでは、誰しもがさまざまな問題の「当事者」であり、個別の体験に基づくいろいろな情報を持っていると思うのですが、これが全体に共有されることによって問題が解決したり、深刻な状況が緩和されたりする可能性があると思うんです。
どんな社会貢献ができるのか、わからなくなってしまうこともあるかもしれません。しかし個別の事例を聞くことで、自分の行動が誰かの支えになっている実感が持ちやすく、ますます協力したいと思えるようになることもあるのではないでしょうか。
いつも以上に日々感じている困りごとを社会に発信して、情報をシェアすることが、直接は知っているわけではない、大変な状況にある誰かを救うことになっている状態が広まっていったらいいですよね。
(動画全編につづく)
【オンライン勉強会「リディズバ」第27回(2020/5/1開催)】
・テーマ:コロナでの困りごと、みんなで考える大相談会
・語り手:安部敏樹
・時間:約75分間
▼動画全編▼
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