

緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常を取り戻しつつある現在。だが、政府がテレワークを推奨していることもあり、少なくない企業で在宅ワークが継続されている。
オンラインミーティングやオンライン飲み会も定着する一方で、「巣ごもり生活で孤独に耐えられず、再飲酒してしまった」「10年やめてきたお酒を再び飲み始めてしまった」「在宅勤務で昼から飲むようになり、酒量が増えた」といった悩みが浮上してきている。
とくにアルコール依存症患者にとって、自粛生活は再発の危機と隣り合わせだといえる。治療で依存対象をやめている最中に、感染リスクや孤独感、不安感などに襲われ、再びお酒に手を出してしまうことを臨床現場では「コロナ・スリップ」と呼んでいる。
長年、依存症問題に取り組んできた大船榎本クリニック精神保健福祉部長の斉藤章佳さん(精神保健福祉士・社会福祉士)の話から、アルコール依存症患者が置かれている実情や今後の課題を探った。
通院ストップで孤立、歯止めが効かなくなる恐れ
「今回のコロナ禍では、アルコール依存症の方にとって通院を中断するさまざまな要因が生まれています」
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