自粛生活で救われる患者も?――精神科医に聞くアルコール依存症患者の実情(前編)
自粛生活で救われる患者も?――精神科医に聞くアルコール依存症患者の実情(前編)
コロナショックが影響を与える問題の一つに、アルコール依存症がある。リディラバジャーナルでも「コロナショックにより孤立感やストレスが増え、飲酒量が増えている。コロナ・スリップといって、依存症の治療中に再飲酒に陥る患者がいる」という専門家の声を紹介した。
一方で、現場の医師からはこんな声も聞こえてきた。
「家に引きこもる生活でアルコール依存症が悪化するという論調や報道が多かったのですが、臨床現場からすると、必ずしもそうではありません。いま語られていることはあくまで現象の一面を捉えたもので、アルコール依存症にもさまざまなケースがあることを知ってほしい」
今回は、長年アルコール依存症や薬物依存症などの治療・研究にあたっている精神科医の小林桜児さん(神奈川県立精神医療センター医療局長)にインタビュー。前編では、自粛期間中に依存症の治療の現場で起きていたことや、人が依存症に陥ってしまう背景について聞いた。
患者が語る「自粛生活は居心地がいいですね」の意味

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
続きをみるこんにちはリディラバジャーナルです。もうすぐ、子どもたちの夏休みが始まります。いまや子どもたちの居場所は、公園や図書館だけではありません。SNSやオンラインゲームを通じて、友達と話したり、学校や家庭とは異なるつながりを得たりする機会も増えています。SNSやゲームそのものが悪いわけではありません。好きなものでつながれる相手に出会えたり、学校や家庭とは違う関係に救われたりすることもあります。ただ、そのつながりが、思わぬ被害の入り口になってしまうこともあります。警察庁の統計では、SNSをきっかけとする性被害は高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害は近年増加しています(※1)。
「知らない人とやり取りしなければ、防げるのではないか?」「自分で撮って送ったなら、本人にも責任があるのではないか?」そう感じる人もいるかもしれません。ただ、自画撮り被害の背景には、相手が時間をかけて関係を築き、子どもを断りにくい状況へ追い込んでいく過程があること。そして被害に遭った子どもが、「怒られる」「責められる」と感じて、誰にも言い出せなくなっていくことがあります。この記事では、自画撮り被害を子どもの不注意や自己責任だけで捉えず、その手前で何が起きているのか、そして被害を防ぐために周囲や社会に何ができるのかを考えていきます。
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