

クラスターが発生した福祉施設、経済的DVに追い詰められる女性たち、収入を断たれたひとり親世帯……。コロナショックにより、社会の中の弱者が困窮する現実が次々とあぶり出されている。
「しかし、それらはコロナ禍で生まれたことではなく、もともとあった課題だったのです。平時にできていないことが、非常時にできるわけがありません。人の行動や社会の仕組みの弱いところを、弱い順にあぶり出したのが、新型コロナウイルス感染症でした」
こう語るのは、女性医療に長年携わってきた医師であり、地方が抱える社会問題を解決すべく富山県議会議員として活動を続ける種部恭子さん。
今回は、特に医療や福祉など女性を取り巻く地方の現状にフォーカスし、コロナショックが地方に与えた影響について種部さんに話を聞いた。
経済的DVを受ける女性たちの現状
富山県は、全国の中でも女性の就業率、育児中の継続就業率が高いことで知られており、昔から女性が働く風土がある。ただ、残念ながらそれは、ダイバーシティが進んでいるということではないようだ。
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