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    • 「小児性犯罪」加害者臨床の現場から 後編を公開

      「加害・被害を防ぐには?“包括的性教育”が与える影響——『小児性犯罪』加害者臨床の現場から(後編)」を公開しました。「性の教科書はAVでした」と語る、ある少年事件の加害者。加害・被害を防ぐアプローチの一つである包括的性教育の重要性に迫ります。記事はこちらから。

      2024/4/16(火)
    • 前編公開!「小児性犯罪」加害者臨床の現場から

      「1人の加害者から複数の被害者が…。発覚しづらい子どもへの性加害——『小児性犯罪』加害者臨床の現場から(前編)」を公開しました。性的グルーミング、その巧妙な手口とは?被害が発覚しづらい3つの理由とは?そして「被害が次の被害を生んでしまう構造」とは?記事はこちらから

      2024/4/10(水)
公開日: 2020/11/11(水)

一度社会から離れてしまうと、戻りづらい――ホームレス・ロスジェネ・出所者支援の現場が語る、再チャレンジ可能な社会のつくりかた(前編)

公開日: 2020/11/11(水)
公開日: 2020/11/11(水)

一度社会から離れてしまうと、戻りづらい――ホームレス・ロスジェネ・出所者支援の現場が語る、再チャレンジ可能な社会のつくりかた(前編)

公開日: 2020/11/11(水)
オーディオブック(ベータ版)

就職活動の失敗を機に引きこもりになってしまった、困窮状態を抜け出せず「ホームレス」になってしまった、過酷な環境の中で生きていくために罪を犯してしまった――。現代の日本では、一度社会の枠組みの外に出てしまうと、戻ることが難しくなってしまう。再チャレンジ可能な社会は、どうしたらつくれるのだろうか。

 

NPO法人ミラツク代表の西村勇哉さんをモデレーターに迎え、ホームレス支援を行うNPO法人Homedoor 理事長の川口加奈さん、若者支援を行う認定NPO法人育て上げネット理事長の工藤啓さん、出所者支援を行う株式会社生き直しの千葉龍一さんに語ってもらった。
 

※本記事は、「リディフェス2020」で9/26に行われたトークセッション「ホームレス・ロスジェネ・出所者支援の現場が語る 再チャレンジ可能な社会のつくりかた」の内容をもとに記事化した前編です。

統計上はカウントされない、「見えないホームレス」

 西村勇哉  まずはみなさんの活動紹介をお願いします。

 

 川口加奈  「ホームレス状態を生み出さない日本へ」を目標に、2010年にNPO法人Homedoorを立ち上げました。ホームレス状態から脱出する機会や選択肢がたくさんあることが重要だと考え、個室型宿泊施設の提供、生活支援、就労支援、啓発活動など多様な取り組みを行っています。

 

そのなかでも、よくメディアに取り上げていただくのがHUBchari(ハブチャリ)というシェアサイクル事業です。自転車の修理や運営管理がホームレスの方の仕事となっていて、現在は230か所(ドコモ・バイクシェア含む)に貸出拠点を設置し、年間数十万人にご利用いただいています。

 

ホームレス状態にある人に情報を届けるため、夜回りをはじめさまざまな方法でアプローチした結果、昨年度は746名のご相談に乗りました。今年は新型コロナの影響で生活困窮者が増えていて、この半年だけで既に600名以上から相談を受けている状況です。

 

 千葉龍一  私は刑務所から出所してきた人が一定期間暮らせる「自立準備ホーム」という施設を3つ運営しています。一時的な住居を提供し、その間に仕事や家を見つけて社会復帰してもらうという位置づけの施設で、必要に応じて食事や自立支援の提供も行っています。会社を立ち上げてから2年間で30人ほど受け入れてきて、現在は9人を支援しています。前職から合わせると200人近くの相談に乗ってきました。

 

 工藤啓  育て上げネットは若者の「働く」と「働き続ける」を応援している団体で、2004年から活動してきました。いまの日本はキャリアに躓くといきなり働きづらくなってしまうという状況があり、働くことに困っている若者たちを年間2千名ほどサポートしています。

 

 西村  みなさんありがとうございます。私の自己紹介も簡単にしますと、“情報とネットワークの編纂によって、既にある未来の可能性を実現する”ことをミッションに掲げるNPO法人ミラツクの代表をしています。

 

ホームレスや出所者の問題に関しては専門外なのですが、少し調べてみたところ、日本でホームレス状態にある人はいま5000人弱、一方アメリカでは56万人という数字が出てきました。さすがに100倍も差があるのはおかしい、データの取り方が日米で異なるんじゃないかと思ったのですが、川口さん、いかがでしょうか。

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リディラバジャーナル編集部
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みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。


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6月の構造化特集「地域医療」への思い
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。

******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。

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※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。

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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルの井上です。

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※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******皆さん、こんにちは〜!

編集部の井上です。今日は、

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2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。ーーーみなさん、こんにちは!リディラバジャーナル編集部の井上です。

2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
社会参画
no.
1
no.
2
障害を持つ子の親
no.
3
no.
4
新世代社会起業論
no.
5
no.
6
ヤングケアラー
no.
7
no.
8
再チャレンジ
no.
9
no.
10
ビジネスで社会課題解決の理想と現実
no.
11
no.
12
地方行政
no.
13
no.
14
社会参画
no.
15
no.
16
家族のかたち
no.
17
no.
18
社会課題を、みんなのものに
no.
19
no.
20
ベンチャーキャピタル
no.
21
no.
22