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17
家族のかたち
2020/12/3(木)
「子育ては家族で」という思い込みをなくす――子育てや介護の脱家族主義に向けて(前編)
2020/12/3(木)
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家族のかたち
2020/12/3(木)
「子育ては家族で」という思い込みをなくす――子育てや介護の脱家族主義に向けて(前編)
2020/12/3(木)

日本では、子育てや介護は、婚姻や血縁関係の中で担っていかなければならないという「家族主義」の意識が根強い。しかし、近年は核家族や単身世帯が増え、家族だけでは支えきれない状況に追い込まれてしまうケースが起きている。子育てや介護を家族だけの負担にせず、社会全体で担っていくためにはどうするべきなのか。

 

パネリストに、介護領域でコミュニティの運営を手掛ける株式会社Blanket代表取締役の秋本可愛さん、妊産婦のサポートや子育ての互助に取り組むNPO法人マドレボニータ 代表の吉岡マコさんを、モデレーターに不登校や高校中退の子どものセーフティネットづくりを行う認定NPO法人D×P理事長の今井紀明さんを迎え、社会の意識に対する問題提起や、家族主義を脱するための取り組みについて語ってもらった。
 

※本記事は、「リディフェス2020」で9/26に行われたトークセッション「『脱・家族主義』へ 子育て・介護・引きこもりの現場からの提言」の内容をもとに記事化した前編です。

子育てや介護は、家族だけでなく社会全体でするもの

 今井紀明  子育てと介護の両面から、現場の視点も交えて「脱家族主義」について議論していきたいと思います。まず、お二人の活動内容をご紹介いただけますか。

 

 秋本可愛  普段は介護・福祉事業者の人材採用や人材育成支援のほか、KAIGO  LEADERSという介護領域に関心がある人たちのコミュニティ運営を行っています。

 

 吉岡マコ  私が代表を務める認定NPO法人マドレボニータは、産前産後の身体的・精神的なケアをするためのエクササイズや対話のプログラムを全国に提供しています。

 

教室はコロナ禍で開けなくなってしまったのですが、今はプログラムをオンラインに切り替えたことにより、今まで教室を開いていた地域以外からも参加していただけるようになっています。

 

 今井  前半は子育てを中心にお話できればと思うのですが、家族主義に対する吉岡さんのお考えをお聞かせいただけますか。

 

 吉岡  私は長年にわたって、子育ては家族だけでするものではなく仲間とするものであり、社会全体でするものであると、言い続けてきました。

 

ようやく最近になって、産後うつや産後の夫婦の不仲といった問題が社会問題として扱われるようになりましたが、これまではプライベートなこととして、なかなか表には出てこないイシューでした。

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編集長からのメッセージ
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CONTENTS
intro
社会参画
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1
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2
障害を持つ子の親
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3
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4
新世代社会起業論
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5
no.
6
ヤングケアラー
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7
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8
再チャレンジ
no.
9
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10
ビジネスで社会課題解決の理想と現実
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11
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12
地方行政
no.
13
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14
社会参画
no.
15
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16
家族のかたち
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17
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18
社会課題を、みんなのものに
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20
ベンチャーキャピタル
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