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公開日: 2024/12/6(金)

冷静な議論を生み出すメディアの役割と今後。兵庫県知事選振り返り(vol.95後編)

公開日: 2024/12/6(金)
公開日: 2024/12/6(金)

冷静な議論を生み出すメディアの役割と今後。兵庫県知事選振り返り(vol.95後編)

公開日: 2024/12/6(金)
オーディオブック(ベータ版)

毎週水曜日、X(旧Twitter)スペースでお届けしている「#あべラジオ」。 

 

今回は、今年(2024年)11月17日に投票が行われた兵庫県知事選の振り返り。

 

後編では、前編で触れた選挙システムやマスメディアの課題について、改善は進むのか?というテーマからスタート。テレビや新聞の衰退の現状やメディアの経営モデル、マスメディアに求められる役割など、ざっくばらんにお話ししました。

 

聴き手はリディラバジャーナル編集部の東です。

 

(前編「『この人憎し』ではシステム改善は進まない。兵庫県知事選振り返り」はこちら

 

※本記事は2024年11日20日12時に放送された「#あべラジオvol.95」を編集してお届けしており、同時点の情報に基づいています。全編を聞きたい方はこちらから↓

 

政界の現状と、マスメディアの信頼性獲得の手立て

兵庫県知事選で出た論点に対して(詳しくは前編)、改善していこうとする動きはあるんですかね?

 

安部昨日、とある議員と話してたんだけど、選挙戦におけるネット世論の影響力の大きさとか、新しいシステムハックの問題とかについてはリアルタイムですごく勉強してるね。どの議員さんにとっても政治的生命に関わるトピックだから。

 

ただ、みんな変えた方がいいことはわかってるんだけど、どこまで進むかは未知数だね。いま与党は国会の議席を過半数取れていない。なかなか課題解決へのモーメンタムを出しづらいところは正直ある。

 

なるほど。

 

安部あと、今回の件とは関係ないところだけど、とある市長さんと話す機会もあって。やっぱり議会との関係は難しいという話だった。

 

そうなんですね。

 

安部まあ今回のことで地方政治に関心が集まって、議会と首長の関係が全国的なイシューとして挙げられるのは、民主主義への解像度を上げるためには良い機会だよね。引き続き兵庫県の状況は見ていきたい。

 

そこの関係性や力学はあまり理解できていなかったです。

 

でも、やっぱり選挙システムの課題に対しては解決に向けてすぐ動いてほしい……とは思いますね。難しさもあるだろうけれども。

 

安部そうだね。選挙のシステム、それから選挙に関する報道、その手前にある疑惑の扱い方とかね。メディアや政治のいろいろな課題は放置しないでほしい。

 

それでいうとマスメディアの方はどうなんですかね。安部さんが今朝出演したモーニングショー(テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」。安部はコメンテーターとして出演)では反省というか、振り返りがあったと思うんですけど。「今後こう改善していきます」という動きはあるんでしょうか?

 

安部俺は番組側とは、東京都知事選、衆議院選、そして今回の兵庫県知事選と、選挙報道のあり方に関してはずっと話していて。

 

その中だと衆議院選ってめちゃくちゃ候補者が出てくるから報道するのが難しいんだよね。都知事選も多かったけど。

 

エリアを絞った東京都知事選とかだったら、「選挙報道における質的平等をどう保つか?」というところの論点だけ整理して積極的に扱っていく。これに尽きるんじゃないかな。

 

なるほど。

 

安部俺はSNSをポジティブな道具として見てるけど、やっぱりダウンサイドは大きい。その一つが「根拠のない情報が流れやすい」こと。裏どりの有無がどの投稿にも付与されていなくて信頼性が低い。

 

その点、地上波のテレビメディアは放送法の縛りもあるし、調査能力のある製作陣がいる。だから、実は「裏どりして正しい情報を流していく」ことの価値は引き続きマスメディア側に強く残ってるんだよね。

 

確かに。

 

安部だからSNSに対抗しようとするんじゃなくて、裏どりして冷静な議論を生み出すことを粛々と続けていく。選挙報道における政治的公平の話もちゃんと理論立てて「こうした形で質的平等を保っています」と説明していく。そうやって議論から逃げずに積極的に扱っていけば、信頼の獲得・回復も不可能じゃないと思う。

「良い報道」と「経済的体力」は連動する

裏どりして正確な情報を入手して出すことってコストがすごくかかるし、だからこそメディアがジャーナリズム精神を持ってやっていくべきだと。

 

安部やっぱり「良い報道ができるか?」と「経済的体力があるか?」というのはすごく連動するよね。

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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