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17
産後うつ
2020/8/7(金)
産後の苦しい実態――産後うつを知っていますか?(前編)
2020/8/7(金)
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産後うつ
2020/8/7(金)
産後の苦しい実態――産後うつを知っていますか?(前編)
2020/8/7(金)

「日本は、妊婦や乳児へのケアについては非常に手厚い公的支援が用意されています。一方、産後の女性へのケアは、ほぼ本人任せという状況です。出産後の心と体のダメージが長引くことで、産後うつ病(以下、産後うつ)をはじめ、虐待や夫婦不和など、さまざまな社会問題につながっています」

 

こう語るのは、NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんだ。

 

吉岡さんは、大学院生だった25歳のときに出産。「産後の体がこんなにつらいなんて誰も教えてくれなかった!」と衝撃を受けたという。

 

以降、産後ケアプログラムの普及や産前・産後ケアの調査・研究などの取り組みを続けている。

 

どうして産後にうつになるのか、周囲にはどんなサポートが求められているのか。前編では、吉岡さんの20年間の活動から見えてきた、産後うつの特徴と課題について聞いていく。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた6/12のライブ勉強会「自殺する母たち〜産後うつを知っていますか?〜」の内容をもとに記事化した前編です。リディ部について詳しくはこちら

 

<吉岡マコさん>
1996年東京大学文学部卒業後、同大学院で運動生理学を学ぶ。1998 年自らの出産を機に、産前・産後に特化したヘルスケアプログラムを開発。2008 年NPO 法人マドレボニータを設立。指導者の養成・認定制度を整備。(マドレボニータHP

楽しみにしていた子育てが苦痛に変わってしまう

出産直後の女性は、心身の変化から不安定になるリスクを抱えている。産後うつの罹患率は、およそ11人に1人(厚生労働省平成25年度)。決して少ないとは言えない数字だ。

 

産後うつとは、分娩後の3ヵ月以内に急激に発症するうつ病のことをいう。赤ちゃんが可愛いと思えない、何をやっても楽しくない、落ち込みから抜け出せない、疲れているのに眠れない、涙が出てくる……などの訴えが2週間以上〜数ヵ月後まで続く。

 

自分を傷つけたい、死んでしまいたいと思うこともある。

 

2018年に発表された厚生労働省研究班の調査によると、産後1年までに起きた妊産婦の主な死因のうち1位は、病気でも事故でもなく「自殺」だった。

 

2015〜16年の2年間で102人。うち91人が出産後の自殺で、35歳以上や初産の割合が高かった。産後うつが原因の一つと考えられている。

 

子育てに不安を覚えるのは男性も同じ。出産によって生活環境が変わることで、男性やパートナーにも産後うつリスクがあると言われている。

産後がこんなにつらいなんて…

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編集長からのメッセージ
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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
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5
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6
差別
no.
7
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8
観光
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9
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10
子どもの臓器提供
no.
11
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12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
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15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
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19
no.
20
戦争
no.
21
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22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
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30
海上自衛隊
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31
no.
32
プロジェクト
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33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
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41
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42
薬物依存
no.
43
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44
性の悩み
no.
45
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46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
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53
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54
スロージャーナリズム
no.
55
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56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
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59
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60
メディア
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61
大人の学び
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62
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63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
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85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
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89
行政のデジタル化
no.
90
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91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
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95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
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125
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126
シェアハウス
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127
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128
飲食業
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129
感染症とワクチン
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130
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131
国際報道
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132
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133
社会的養護
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134
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135
認知症
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136
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137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
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144
no.
145
コミュニティ
no.
146
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147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
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155
社会課題×映画
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156
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157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
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162
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163
支援者支援
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164
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165
いじめ
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166
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ゲーム依存
no.
168
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169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
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172
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パラスポーツ
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174
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代替肉
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176
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177
弱いロボット
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178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185