no.
11
子どもの臓器提供
2020/7/28(火)
子どもの最期を看取る時(前編) ――臓器提供をめぐる家族と医師の苦悩と葛藤
2020/7/28(火)
no.
11
子どもの臓器提供
2020/7/28(火)
子どもの最期を看取る時(前編) ――臓器提供をめぐる家族と医師の苦悩と葛藤
2020/7/28(火)

人はいつか必ず死ぬ。しかし、ある日突然、年端もいかない我が子の命がもう助からないと告げられたら、家族はどれほど混乱し嘆き悲しむことだろう。親より先に子どもが逝く。世の中で最も理不尽なできごとの一つである。

 

一方で、失われる命が遺してくれた臓器のおかげで救われる命もある。一縷の望みをつないで待っている難病の子どもたちがいるのだ。

 

富山大学附属病院小児科の種市尋宙医師は、小児の救急と集中治療の現場で多くの重篤な子どもたちに出会い、彼らの生と死に直面した家族の葛藤を見てきた。

 

前編では、6歳未満としては日本初の小児臓器提供に携わった種市さんの視点から、日本での臓器提供をめぐる状況を見ていく。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた7/3のライブ勉強会「子どもの最期を決める権利、決めない権利。日本初の小児臓器移植に携わった医師が語る、家族・医療者それぞれの苦悩と葛藤」の内容をもとに記事化した前編です。リディ部について詳しくはこちら

 

<種市尋宙(たねいちひろみち)さん>
1973年新潟県生まれ。富山大学附属病院小児科診療准教授。1998年富山医科薬科大学医学部卒業 同大小児科入局。2007年富山大学博士課程修了。国立病院機構災害医療センター救命救急科(東京都立川市)勤務を経て、2009年より富山大学附属病院小児科勤務。小児科専門医、集中治療専門医、日本小児救急医学会代議員、日本DMAT隊員。

脳死を家族にどう伝えるか

急な病気や不慮の事故で我が子が脳死に陥った時、それが「死」だとは、家族には受け入れがたい。

 

心臓はまだ動いている。涙が流れたり鳥肌が立ったり、わずかに身体が動いたりすることさえある。治療を続ければ助かるのではないかとすがるような気持ちだろう。

 

そこで医師は家族に伝えなければならない。延命治療が子どもを傷つけることもあり得ると。

 

「我々はプロだからこそ、しっかりと判断して情報提供する必要があります。最終的な決断は家族がするわけですが、悪い方向でご家族に背負ってほしくないんです。『決めたのはあの医者だ』と思われてもいい」と種市さんは語る。

 

少なくとも家族が納得していない状況で無理やり決めることはしない。医師として説明を尽くした上で、家族の意向に沿って、子どもを傷つけないかたちで延命治療を続けることもある。

 

そこで奇跡が起きることはないのか。

※リディラバ会員登録はコチラ
編集長からのメッセージ
×
CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146