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公開日: 2021/1/11(月)
更新日: 2023/4/25(火)

100の課題があれば、100のビジネスでそれを解決する――ゼロから再興する南相馬に学ぶ(前編)

公開日: 2021/1/11(月)
更新日: 2023/4/25(火)
公開日: 2021/1/11(月)
更新日: 2023/4/25(火)

100の課題があれば、100のビジネスでそれを解決する――ゼロから再興する南相馬に学ぶ(前編)

公開日: 2021/1/11(月)
更新日: 2023/4/25(火)
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福島県南相馬市の南部に位置する小高区は、東日本大震災における原発事故の避難指示区域に入り、2016年に避難指示が解除されるまで、全住民が区外での避難生活を余儀なくされていた。

 

その最中だった2014年に、住民ゼロの小高区で事業を立ち上げた人がいる。小高ワーカーズベースの代表取締役、和田智行さんだ。

 

和田さんは、最初にコワーキングスペース事業を開始したのち、「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をミッションに掲げ、食堂や仮設スーパーなどの立ち上げから、起業家の誘致育成まで、地域の再生につながる事業を幅広く展開してきた。

 

過疎化が進む地域において、地方創生につながる事業の開発は大きな課題だ。ゼロから町おこしに取り組む和田さんに、これまでの挑戦について聞いた。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた11/25のライブ勉強会「津波の街から事業おこしの街へ~地域の課題からビジネスを創出する南相馬から学ぶ地域おこし——地方創生を構造化せよ vol.2』の内容をもとに記事化した前編です。

 

<和田智行さん>
南相馬市小高区生まれ。ITベンチャー勤務を経て独立。2005年、ITベンチャーの役員就任と同時にUターンし、東京の2社の経営にリモートワークで参画するライフスタイルを確立。2011年、原発事故により自宅が警戒区域となり、家族とともに避難生活を送るも、2014年に小高区にて避難区域初のコワーキングスペース事業を開始。その後、食堂や仮設スーパー、ガラスアクセサリー工房、起業家の誘致育成など、小高区住民帰還の呼び水となる事業の創出に取り組む。2014年 AERA 「日本を突破する100人」選出。

原発の避難区域に指定、街は人のいない「野生の王国」状態に

和田さんは、現在も拠点とする南相馬市小高区の出身だ。大学進学をきっかけに上京し、そのままITベンチャーに就職したが、震災より前の2005年に親の意向を汲む形で小高区にUターンした。

 

それをきっかけに、ITベンチャーで身に付けた技術を武器に仲間と独立。東京に本社を置き、自身はリモートワークを行っていた。

 

そんな中、2011年に東日本大震災が発生。

 

南相馬市は震度6弱の地震、津波、原発事故の被害に見舞われ、震災関連死を含め1000人近くが亡くなった。そして小高区はそのまま原発の避難指示区域に指定され、震災直後に避難したきり、家に帰ることが許されない状態になった。

 

「3カ月に1回、2時間だけ立ち入りが許されたので、防護服を着て靴の上からカバーを付け、土足で家に上がる形で必要なものを取りに行きました。街は津波が引いた状態のまま放置されて雑草が生い茂り、あっという間にジャングルのようになっていきました。その中を牧場から放たれた牛や豚、ダチョウなどが闊歩し、車を運転していると飛び出してきた牛にぶつかることもしばしば。本当に野生の王国のようでした」

 

(写真 和田智行さん)

 

その状態が約1年続いたのち、小高区は2012年4月に居住制限区域として、宿泊は許可されていないものの立ち入りは許され、病院や福祉施設、店舗などの事業が再開できるようになった。居住環境が改善されてきたのは、そこからさらに1年経ったころからだという。

 

そして2016年7月に避難指示が解除。震災前の人口は1万2800人だったが、2020年現在、戻ってきているのは3751人。その半数が高齢者で、子どもがいる家族は戻りたいという思いはあっても、戻りは芳しくないのが現状だ。

 

「生徒が少なければ競争が生まれずに学力が上がらない、できるスポーツが少ないといった教育環境への不安があるのではないか」と和田さんは話す。

周囲の理解が得られないまま、住民ゼロの地域で起業

避難指示が解除された後も、戻った人口は約3割。和田さんは「こういう状況だからこそ、僕らは可能性がすごくあると思って、この地域で事業をやっています」と話す。

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
2023年4月7日

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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

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編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
195
ソーシャルイノベーション
no.
196
no.
197
ジェンダー
no.
198
no.
199
毒親
no.
200
no.
201
葬儀
no.
202
no.
203
感染症とワクチン
no.
204
no.
205
子どもの安全
no.
206
no.
207
優生思想
no.
208
no.
209
感染症とワクチン
no.
210
no.
211
障害
no.
212
no.
213
水産資源
no.
214
no.
215
教育格差
no.
216
no.
217
障害と性
no.
218
no.
219
医療
no.
220
no.
221
シングルマザー
no.
222
no.
223
多文化共生
no.
224
no.
225
誹謗中傷
no.
226
no.
227
児童労働
no.
228
no.
229
不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
237
震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
no.
244
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
no.
246
レイシャルプロファイリング
no.
247
子育てと科学的根拠
no.
248
高齢者雇用
no.
249
介護
no.
250
no.
251