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公開日: 2021/7/20(火)
更新日: 2023/3/27(月)

鑑賞後の「対話」が解決の第一歩になる――プロデューサーと監督が語る「映画が伝える社会課題」(後編)

公開日: 2021/7/20(火)
更新日: 2023/3/27(月)
公開日: 2021/7/20(火)
更新日: 2023/3/27(月)

鑑賞後の「対話」が解決の第一歩になる――プロデューサーと監督が語る「映画が伝える社会課題」(後編)

公開日: 2021/7/20(火)
更新日: 2023/3/27(月)

映画作品を通じて社会に問題提起をする手法はあるが、多くの人の共感を呼ぶ作品をつくったり、たくさんの人に観てもらったりするのは決して簡単ではない。

 

精神障害の妹を持つ姉を主人公とした「きょうだい(※)」がテーマの映画「ふたり〜あなたという光」が特徴的なのは、作品を観て終わりではなく、その作品から何を学び感じたかについて共有する場を設けていることだ。

 

後編では、本作品のプロデューサーの三間瞳さん、脚本・監督を担当した佐藤陽子さんに、映画作品で社会課題を伝えることの意義や課題、映画制作をするにあたって意識した点、鑑賞だけでなくその後の「対話」に力を入れている理由などについて話を聞いた。
 

※きょうだい:障害のある兄弟姉妹を持つ健常者

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/6/17のライブ勉強会「映画が伝える社会課題」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

 

<三間 瞳さん>
映画プロデューサー/社会起業家。青森県出身。一橋大学卒業。BP&Co.株式会社 代表取締役。
自身の5歳下の実妹が統合失調症と診断された15歳の頃から、「障がい者」を取り巻く社会課題に関心を持つ。一方、自身もNY留学中にパニック障害になったことをきっかけに、障がい者本人も障がい者の家族も含めた全ての人が「情熱を解き放つ社会」を創ることを理念に掲げて活動している。初プロデュース作品である「きょうだい」を主役にした短編映画『ふたり〜あなたという光〜』は、制作費を募集するクラウドファンディングで531名の方に支援され、204%の600万以上を達成、各種メディアにも取り上げられるなど注目を浴びる。

<佐藤 陽子さん>
映画監督。2019年4月 ENBUゼミナール監督コース卒業。
女性×働くに興味があり、2013年~2017年まで働くママのロールモデルを紹介する勉強会を主催。より多くの方に情報を届けるために、映像制作という手法に切り替えることを思い立ち、2017 年から映像制作を学び始める。 興味のあるテーマはジェンダー、夫婦のパートナーシップ、女性×仕事など。

非当事者だからこそ気づき、表現できることがある

今回、脚本・監督を務めた佐藤さんは身近に障害者の方がいない「非当事者」だ。その立場から作品をつくるうえで意識したことや、苦労した点はどのようなところだったのだろうか。

 

「まず、当事者ではない自分が作品をつくることで、作中の表現などで当事者の方々を傷つけてしまうのではないか、という不安はありました。

 

でも、映画を通じて『きょうだい』が抱える社会課題を伝えることが目的なので、障害のある人がその家族にどのようなインパクトを与えているのかというのは、映画で表現をするうえで避けてはいけないことだとも考えていました。

 

今回の脚本は、三間さんの実体験に加え、複数のきょうだいの方々や福祉関係者などに取材をしたエピソードがベースとなっています。三間さんにはご自身の体験を細かく話していただいたのですが、自分の人生をさらけ出してくださった勇気と覚悟を受け止め、それをしっかりと作品のなかで表現したいと思いました。

 

あとは、三間さんという『当事者』と、私という『非当事者』が一緒に手を組むからこそ伝えられることが、絶対にあるはずだという想いもありました。
 

当事者はいろんな感情を持っていたり、それこそ社会に対する怒りもたくさんある。一方で、非当事者の立場だからこそ見えることもあるし、自分と同じような人たちに気づきを与えることができるのではないかと考えながら、制作に取り組んでいました」(佐藤さん)

 

(写真 佐藤陽子さん)

 

今回の映画は、きょうだいが抱える問題のなかでも「結婚」がメインテーマとなっている。今後、きょうだいの別の問題をテーマにした続編も構想しているそうだが、第一弾として、このテーマをメインにした理由はあるのだろうか。

 

「私もそうですが、障害がテーマの映画を観ても、どこか『自分とは関係ない話』という他人ごとの意識があって、当事者意識が上がらない人も多いと思うんです。

 

でも、たとえば結婚を考える相手ができたとき、パートナーに障害のある家族がいるというシチュエーションは、現実の世界でも起こり得ますよね。結婚をテーマに置くことで、身近に障害者がいない方でも、当事者になる可能性を感じながら、ストーリーに没入してもらえるのではないかと考えました」(佐藤さん)

映画作品だからこそのハードル

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リディラバジャーナル編集部
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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
2023年4月7日

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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

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編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
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57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
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160
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161
山岳遭難
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162
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163
支援者支援
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164
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165
いじめ
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ゲーム依存
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169
トランスジェンダーとスポーツ
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170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
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173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
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176
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177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
195
ソーシャルイノベーション
no.
196
no.
197
ジェンダー
no.
198
no.
199
毒親
no.
200
no.
201
葬儀
no.
202
no.
203
感染症とワクチン
no.
204
no.
205
子どもの安全
no.
206
no.
207
優生思想
no.
208
no.
209
感染症とワクチン
no.
210
no.
211
障害
no.
212
no.
213
水産資源
no.
214
no.
215
教育格差
no.
216
no.
217
障害と性
no.
218
no.
219
医療
no.
220
no.
221
シングルマザー
no.
222
no.
223
多文化共生
no.
224
no.
225
誹謗中傷
no.
226
no.
227
児童労働
no.
228
no.
229
不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
237
震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
no.
244
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
no.
246
レイシャルプロファイリング
no.
247
子育てと科学的根拠
no.
248
高齢者雇用
no.
249
介護
no.
250
no.
251