打ち明けられない生きづらさ――若年介護の苦悩(前編)
打ち明けられない生きづらさ――若年介護の苦悩(前編)
「なんとか、家族で乗り越えてきました」「その場が暗くなるのでカミングアウトできなくて」「自分がヤングケアラーだと知って、はじめて人生が肯定された気がしました」――。
高校生の頃から母親の介護に携わってきた宮﨑成悟さんは、そう話す。
宮﨑さんはいま、Yancle(ヤンクル)という事業を立ち上げ、自身と同じような経験を持つヤングケアラー・若者ケアラーの就職・転職支援や、オンラインコミュニティの運営などを行っている。
ヤングケアラー・若者ケアラーとは、要介護状態の家族のために大人が担うようなケアの責任を引き受け、家事や家族の世話、感情面のサポートも行う子どもや若者のことを指す。
前編では、宮﨑さん自身の経験やエピソードから、ヤングケアラー・若者ケアラーが直面する困難について見ていく。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた5/20のライブ勉強会「当事者が語る『若年介護』のリアルな実態」の内容をもとに記事化した前編です。
1989年生まれ。日本光電工業株式会社、株式会社エス・エム・エス、医療系ベンチャー企業を経て、現在に至る。日本ケアラー連盟ヤングケアラープロジェクトに参加。ボーダレスジャパンアカデミー1期生。ジャパンソーシャルビジネスサミットにて最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞。
母につきっきりだった高校時代
宮﨑さんは16歳のときから14年間、いまも母親の介護をしている。母親は多系統萎縮症という神経系の難病を抱えており、発症当時、宮﨑さんは通院に付き添ったり、買い物を手伝ったりなどの日常生活のサポートをしていた。
しかし、宮﨑さんが高校3年生のときに母親が突然意識不明に陥り、ほぼ寝たきり状態に。宮﨑さんは大学進学を諦め、2年間つきっきりで介護をしていた。
姉と弟がいたことから、兄弟3人で介護の負担を分担するようになり、20歳のときに大学に進学することができた。宮﨑さんは当時を「なんとかして家族で乗り越えていった感じですね」と振り返る。
ただ、大学に進学してからも引き続き介護は必要で、学生生活のなかでも困難がつきまとう。
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1月1日、能登半島地震が発生しました。亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われたすべての方にお見舞い申し上げます。
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続きをみるみなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。
******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。
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今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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編集部の井上です。今日は、
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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。
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