公開日: 2020/7/9(木)
更新日: 2023/3/27(月)

打ち明けられない生きづらさ――若年介護の苦悩(前編)

公開日: 2020/7/9(木)
更新日: 2023/3/27(月)
公開日: 2020/7/9(木)
更新日: 2023/3/27(月)

打ち明けられない生きづらさ――若年介護の苦悩(前編)

公開日: 2020/7/9(木)
更新日: 2023/3/27(月)

「なんとか、家族で乗り越えてきました」「その場が暗くなるのでカミングアウトできなくて」「自分がヤングケアラーだと知って、はじめて人生が肯定された気がしました」――。

 

高校生の頃から母親の介護に携わってきた宮﨑成悟さんは、そう話す。

 

宮﨑さんはいま、Yancle(ヤンクル)という事業を立ち上げ、自身と同じような経験を持つヤングケアラー・若者ケアラーの就職・転職支援や、オンラインコミュニティの運営などを行っている。

 

ヤングケアラー・若者ケアラーとは、要介護状態の家族のために大人が担うようなケアの責任を引き受け、家事や家族の世話、感情面のサポートも行う子どもや若者のことを指す。

 

前編では、宮﨑さん自身の経験やエピソードから、ヤングケアラー・若者ケアラーが直面する困難について見ていく。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた5/20のライブ勉強会「当事者が語る『若年介護』のリアルな実態」の内容をもとに記事化した前編です。

 

<宮﨑成悟さん>
1989年生まれ。日本光電工業株式会社、株式会社エス・エム・エス、医療系ベンチャー企業を経て、現在に至る。日本ケアラー連盟ヤングケアラープロジェクトに参加。ボーダレスジャパンアカデミー1期生。ジャパンソーシャルビジネスサミットにて最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞。

母につきっきりだった高校時代

宮﨑さんは16歳のときから14年間、いまも母親の介護をしている。母親は多系統萎縮症という神経系の難病を抱えており、発症当時、宮﨑さんは通院に付き添ったり、買い物を手伝ったりなどの日常生活のサポートをしていた。

 

しかし、宮﨑さんが高校3年生のときに母親が突然意識不明に陥り、ほぼ寝たきり状態に。宮﨑さんは大学進学を諦め、2年間つきっきりで介護をしていた。

 

姉と弟がいたことから、兄弟3人で介護の負担を分担するようになり、20歳のときに大学に進学することができた。宮﨑さんは当時を「なんとかして家族で乗り越えていった感じですね」と振り返る。

 

ただ、大学に進学してからも引き続き介護は必要で、学生生活のなかでも困難がつきまとう。

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

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今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

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編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
195
ソーシャルイノベーション
no.
196
no.
197
ジェンダー
no.
198
no.
199
毒親
no.
200
no.
201
葬儀
no.
202
no.
203
感染症とワクチン
no.
204
no.
205
子どもの安全
no.
206
no.
207
優生思想
no.
208
no.
209
感染症とワクチン
no.
210
no.
211
障害
no.
212
no.
213
水産資源
no.
214
no.
215
教育格差
no.
216
no.
217
障害と性
no.
218
no.
219
医療
no.
220
no.
221
シングルマザー
no.
222
no.
223
多文化共生
no.
224
no.
225
誹謗中傷
no.
226
no.
227
児童労働
no.
228
no.
229
不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
237
震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
no.
244
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
no.
246
レイシャルプロファイリング
no.
247
子育てと科学的根拠
no.
248
高齢者雇用
no.
249
介護
no.
250
no.
251