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2020/11/26(木)
原体験を持たない僕が、NPOで社会課題に取り組む理由――教育NPOで働くということ(前編)
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2020/11/26(木)
原体験を持たない僕が、NPOで社会課題に取り組む理由――教育NPOで働くということ(前編)
2020/11/26(木)
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2001年の設立以来、19年にわたって教育分野での事業を展開してきた認定NPO法人カタリバ。2人の大学生が、高校生に対しキャリアについての出張授業を行うことからスタートし、高校生のソーシャルアクションを推進する「マイプロジェクト」や東日本大震災の被災地での事業展開など活動の場を広げながら、現在では132名ほどの職員を抱えるまでに拡大してきた。

 

社会課題の解決に貢献する仕事がしたいと考えたとき、その選択肢の一つとしてNPOがある。では、NPOとは実際にどのような組織で、誰がどのような活動を行っているのか。カタリバで常務理事を務める鶴賀康久さんに、カタリバの活動や組織づくり、求める人材などについて、自身の経験も交えながらお話しいただいた。
 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた10/22のライブ勉強会「ソーシャルセクター採用会議#3〜カタリバ編〜」の内容をもとに記事化した前編です。リディ部について詳しくはこちら

 

<鶴賀康久さん>
神奈川県鎌倉市生まれ。2008年、社員4名の創業期のカタリバに入社。キャリア学習プログラム「カタリ場」の運営に取り組む。東日本大震災をきっかけに、東北の地へ移り住み、津波の被害が特に大きかった宮城県女川町、岩手県大槌町にて、放課後学校「コラボ・スクール」の「女川向学館」「大槌臨学舎」立ち上げに従事。2016年より東京に戻り、同年7月に事務局長へ就任。17年8月に常務理事に。

高校生が自らの意思でキャリアを描ける社会に

カタリバは、「未来は、つくれる。」という言葉をキーワードに、生まれ育った環境に関係なく、すべての10代の子どもたちが未来をつくりだす意欲と創造性を持てる社会を目指して、教育NPOの活動を行っている。

 

カタリバが設立された2001年は、就職氷河期と呼ばれた時代。当時大学生だった現・代表理事の今村久美さんと、同じく大学生だった三箇山優花さんは、有名大学に在籍しながらも思うように就職先を選べず、そもそも何がやりたいのかも分からないという状況で迷っていた。

 

振り返れば、高校の時に行けと言われた大学はとにかく偏差値の高いところで、学部に迷っていれば法学部から順番に受けたらどうかと勧められ、なんとなく進学先を決めてきた。

 

しかし、もしも自分の進路について高校生の時からしっかりと考えることができれば、もっといいキャリアをつくれたのではないか。そう考えた2人は、高校生が未来について考えるきっかけづくりとして、高校で出張授業「カタリ場」をスタート。それがカタリバの始まりとなった。

 

現在のカタリバは、貧困や災害といった特別な事情を抱えている子どもたちの支援はもちろん、10代の教育という大きなテーマの中で幅広い活動を行っている。

 

「カタリバが体現したいのは、逆境があってもそれを乗り越え、以前よりも強くなって未来を築いていくという世界観。置かれている環境に限らず、悩んでいる子はたくさんいる。そんな日本の10代の子どもたちに学習機会を提供し、未来はつくれると思ってもらえる社会をつくりたいと考えています」(鶴賀さん)
 

原体験を持たない人とも、一緒に社会課題に取り組みたい

鶴賀さん自身は、2008年にたまたま代表の今村さんの講演を聞いたことがきっかけとなり、同年、カタリバへ入社。「僕も今村さんと同世代なので、就職当時の閉そく感には覚えがありました」と、鶴賀さんは振り返る。

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