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公開日: 2021/1/4(月)

近しい人との関係を継続させるために外とつながる――佐々木俊尚が考える「広く弱いつながり」とは(前編)

公開日: 2021/1/4(月)
公開日: 2021/1/4(月)

近しい人との関係を継続させるために外とつながる――佐々木俊尚が考える「広く弱いつながり」とは(前編)

公開日: 2021/1/4(月)

閉鎖的な人間関係から飛び出し、さまざまな人とコミュニケーションを取ることで得られるものは多い。たとえば家庭という場から一歩外に出ることで、むしろ家族と良好な関係を保てることがある。会社を離れて社外の人と交流することで、受けられる刺激がある。

 

逆に人間関係が閉鎖的になってしまうと、他者と関わるなかで生まれた小さな悩みや生きづらさが周囲に可視化されず深刻化し、たとえばパートナー間・親子間であればDVや虐待など、大きな社会問題に発展する危険性がある。

 

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんとリディラバ代表の安部敏樹が、自分のコミュニティから飛び出すことで生まれるものや、近しい人たちとの人間関係を良好に持続していくための考え方などについて語った。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた11/19のライブ勉強会「他者とのコミュニケーションを考える vol.1 人間関係を楽にする『広く弱いつながり』とは』の内容をもとに記事化した前編です。

 

<佐々木俊尚さん>
1961年兵庫県生まれ。愛知県立岡崎高校卒、早稲田大政経学部政治学科中退。毎日新聞社などを経て2003年に独立し、テクノロジから政治、経済、社会、ライフスタイルにいたるまで幅広く取材・執筆・発信している。総務省情報通信白書編集委員。「時間とテクノロジー」「そして、暮らしは共同体になる。」「キュレーションの時代」「広く弱くつながって生きる」など著書多数。Twitterのフォロワーは約78万人。

「弱いつながり」のほうが有益なことも多い

 安部敏樹  佐々木さんは1988年から、毎日新聞社の社会部で12年近く記者をされていたんですよね。いわゆる大手企業の中の人間関係というのは、佐々木さんからどう見えていたのでしょうか。

 

 佐々木俊尚  新聞社の場合、全国記事を担当しているとどうしても転勤が多くなるんです。当時はFacebookなどのSNSもなかったので、たとえば東京で友達ができても、それから地方に数年間転勤になったりすると、東京で築いた人間関係が切れてしまう。

 

そして、何度も転勤を繰り返して東京の本社へ戻ってくると「社内にしか友達がいないおじさん」になっているんですね。毎晩のように、同じメンバーで会社の近くの居酒屋へ行って昔の思い出話ばかりしている姿を見ていて「こんな50〜60代にはなりたくないな」と思って、30代のときに会社を辞めました。

 

 

 安部  年功序列・終身雇用のような昔ながらの企業だと、いわゆる「起業家マインド」のようなものが育ちにくそうな印象もあります。

 

 佐々木  大きな企業にいると、社内での「化学反応」が起きにくいというのはあると思いますね。

 

たとえばスタンフォード大学の社会学者であるマーク・グラノヴェッターは「ストロングタイズ(強い絆)」よりも、「ウィークタイズ(弱い紐)」を持っている人のほうが、転職に成功しやすいという研究を発表しています。

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CONTENTS
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ホームレス
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若年介護
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奨学金
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差別
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観光
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子どもの臓器提供
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都市とコロナ
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ICT教育
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産後うつ
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宇宙
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19
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戦争
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21
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22
人工妊娠中絶
no.
23
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24
緊急避妊薬
no.
25
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26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
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28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
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31
no.
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プロジェクト
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ソーシャルビジネス
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34
教員の多忙化
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35
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性的マイノリティ
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37
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38
出所者の社会復帰
no.
39
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ワクチン
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41
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薬物依存
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43
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性の悩み
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45
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リブランディング
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少年犯罪
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LGBT
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53
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スロージャーナリズム
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55
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ソーシャルセクター
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教育格差
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メディア
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大人の学び
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63
地方創生
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64
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65
家族のかたち
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66
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67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
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72
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73
非正規雇用と貧困
no.
74
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75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
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77
家族のかたち
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78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
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80
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地球温暖化対策
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82
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83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
98
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99
温暖化対策
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100
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101
組織論
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102
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103
キャリア
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104
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105
復興
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106
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107
コミュニティナース
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108
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109
MaaS
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110
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111
地球温暖化
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セックスワーカー
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113
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114
感染症とワクチン
no.
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116
大学生の貧困
no.
117
no.
118
温暖化対策
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119
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同性婚
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121
no.
122
フェアトレード
no.
123
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124
シェアハウス
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125
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126
飲食業
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127
感染症とワクチン
no.
128
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129
国際報道
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130
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131
社会的養護
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132
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認知症
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135
入管法
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136
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137
国際問題
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138
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139
コミュニティ
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140
no.
141
コミュニティ
no.
142
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143
コミュニティ
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144
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145
吃音
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146
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147
コンサル×社会課題解決
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148
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149
いじめ
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150
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151
社会課題×事業
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152
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社会課題×映画
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155
感染症とワクチン
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156
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社会教育士
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158
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159
山岳遭難
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160
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161
支援者支援
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162
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163
いじめ
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164
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165
ゲーム依存
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166
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167
トランスジェンダーとスポーツ
no.
168
no.
169
うつ病患者の家族
no.
170
no.
171
パラスポーツ
no.
172
no.
173
代替肉
no.
174
no.
175
弱いロボット
no.
176
no.
177
戦争継承
no.
178
no.
179
女性の社会参画
no.
180
no.
181
子どもの居場所
no.
182
no.
183
感染症とワクチン
no.
184
no.
185
デジタル社会
no.
186
no.
187
若年女性の生きづらさ
no.
188
no.
189
ゼブラ企業
no.
190
no.
191
多胎児家庭の困難
no.
192
no.
193
ソーシャルイノベーション
no.
194
no.
195
ジェンダー
no.
196
no.
197
毒親
no.
198
no.
199
葬儀
no.
200
no.
201
感染症とワクチン
no.
202
no.
203
子どもの安全
no.
204
no.
205
優生思想
no.
206
no.
207
感染症とワクチン
no.
208
no.
209
障害
no.
210
no.
211
水産資源
no.
212
no.
213
教育格差
no.
214
no.
215
障害と性
no.
216
no.
217
医療
no.
218
no.
219
シングルマザー
no.
220
no.
221
多文化共生
no.
222
no.
223
誹謗中傷
no.
224
no.
225
児童労働
no.
226
no.
227
不登校
no.
228
no.
229
政治
no.
230
no.
231
食料危機
no.
232
no.
233
お金と社会課題
no.
234
no.
235
震災
no.
236
no.
237
まちづくり
no.
238
no.
239
精子提供
no.
240
no.
241
選挙
no.
242
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
243
クラウドファンディング
no.
244
レイシャルプロファイリング
no.
245
子育てと科学的根拠
no.
246
高齢者雇用
no.
247
介護
no.
248
no.
249