

『結婚しない男たち』(ディスカヴァー携書)、『超ソロ社会』(PHP新書)などの著書がある独身研究家の荒川和久さんと、社会問題の専門家であるリディラバ代表の安部敏樹による、「ソロ社会」をめぐる対談。
前編では恋愛や結婚にまつわるイメージと実態の乖離について話した。後編では、ソロ社会で生き抜くコツと、コミュニティのあり方を探っていく。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた12/24のライブ勉強会「クリスマス・イブに『クリぽっち』を分析する」の内容をもとに記事化した後編です。リディ部について詳しくはこちら。
リーダーシップと同じくらい重要なフォロワーシップ
荒川和久 男性は結婚すると幸福度が高くなり、離婚をすると自殺率が高くなります。「家族がいること」が幸福度を上げる最大のポイントなんですね。
安部敏樹 社会活動への参加している人としていない人では、男性は後者のほうが、うつ病になる確率が高いという調査があります。不思議なことに、女性は特に変化がないんですよね。
つながりをつくる能力には男女差があって、男性は職場や家族でつながりを維持していたけど、その土台が崩れたときに精神を病んでしまうということが、ここ数年で明らかになってきました。
(写真 安部敏樹)
荒川 自己の社会的役割を失うと、男性は何のために生きているのかと考え出してしまうんですね。
安部 もしかすると女性社会においては女性も役割を喪失したときに生きる目的を失ってしまうのかもしれませんが、少なくとも日本を含め多くの男性社会では、男性は役割を喪失したときに精神を病んでしまいがちである、と言えますね。
荒川 ただ、男性に役割を付与していたのは実は女性だったんじゃないかとも思います。
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