no.
87
1年の振り返り
2021/2/13(土)
日々のニュースから切り開く未来の社会——激動の2020年を振り返る(後編)
2021/2/13(土)
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87
1年の振り返り
2021/2/13(土)
日々のニュースから切り開く未来の社会——激動の2020年を振り返る(後編)
2021/2/13(土)

ジャーナリストの津田大介さんとリディラバ代表の安部敏樹が2020年を振り返る対談。

 

コロナ禍に右往左往した2020年に流れた日々のニュースからどんな問題が見えるのか。私たちはそこにどう関わっていくことができるのか。

 

後編では個別のニュースをひもときながら、現代社会の問題の構造や今後の展望について、自らメディアをつくり、社会への働きかけを続ける二人が縦横無尽に語り合った。

 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた12/25のライブ勉強会「2020年総集編!1年を振り返るあべとしきのニュース解説」の内容をもとに記事化した後編です。アーカイブ動画をご覧いただけるリディ部について詳しくはこちら

 

<津田大介さん>
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。大阪経済大学情報社会学部客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。

ナイキのCMに対する批判をどう見るか

 安部敏樹  後編では、最近話題になったことやニュースになったことをいくつか取り上げたいと思います。

 

まずは、ナイキのCM「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn’t Waiting. | Nike」が話題になった件についてです。

 

3人の少女が、サッカーをすることで、エスニシティを理由とした差別やいじめからから解放されていくことを表現したCMで、アスリートの実体験に基づいたストーリーとされています。このCMについて賛否がわかれていますが、津田さんはどのように見ていますか。

 

 津田大介  良いCMだと思いましたが、クレームをつけている人たちは、「日本人全員が差別しているわけでもないのに、日本に差別が蔓延しているかのように描くのは問題だ」と言っています。

 

しかしYouTubeのコメント欄には差別的な言葉も多く、やはり日本に差別が蔓延していることの証明になってしまっていますよね。

 

(写真 津田大介さん)

 

また、こうした問題に向き合っていること自体は素晴らしいと思うのですが、ひどい抑圧やヘイトクライムなどに向き合っている当事者や僕からすると、「ぬるい」とも感じます。

 

たとえば川崎市の多文化交流施設に、「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」と書かれた年賀状が届いたというようなことは伝わってこないですし、「いろいろ大変だったけどスポーツの力で乗り切ろう」という話ですから。

 

ちなみにナイキは、90年代に児童労働など労働環境に問題があって、アメリカの大学生の不買運動によって経営的にかなりダメージを受けてから変わっていったという歴史があります。

 

トランプ大統領が就任した頃に、星条旗に敬礼しないでひざまずいたことでバッシングされNFLから追放されたアメフト選手を、2年後にナイキの有名なスローガン「Just Do It」の30周年記念キャンペーン広告塔に起用したら、ナイキのオンライン売上がすごく上がって、かつ、株価も最高になった。

 

あくまでもマーケティングなんですよ。それに、アメリカには若い人が多いから、あのCMに怒るような人には「じゃあ買わなくていいですよ」と言えると思います。

 

 安部  若い世代がどんどん減っていく日本で、こういったCMがどれぐらい機能し続けるかは結構悩ましいですね。

 

 津田  機能しないので、別のやり方をしなきゃいけないですよね。最近関心があって調べているのは、アメリカの社会運動家のラルフ・ネーダーです。

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