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      2024/3/8(金)
公開日: 2021/3/23(火)

誰でも、いつからでも社会課題解決に携わることはできる――ユーグレナ副社長が考える「社会課題解決とキャリア」(後編)

公開日: 2021/3/23(火)
公開日: 2021/3/23(火)

誰でも、いつからでも社会課題解決に携わることはできる――ユーグレナ副社長が考える「社会課題解決とキャリア」(後編)

公開日: 2021/3/23(火)

「社会を変えたい」「自分が働いて社会をよくしていきたい」と考え、学生時代から社会課題解決のために行動を起こす人たちもいる。

 

しかし、株式会社ユーグレナ取締役副社長の永田暁彦さんは、何歳からでもどんな人でも社会課題解決に携わることはできるし、それをもっと社会が許容していくべきだと考えている。

 

今回は永田さんとリディラバ代表の安部敏樹が、社会課題解決とキャリアについて討論。後編では、社会課題解決に対する世の中の捉え方への課題や、社会をよくしていくための取り組みを仕事にするうえで意識していることについて語った。
 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2/5のライブ勉強会『私は、社会課題解決を仕事にする。~社会貢献の視点からキャリアを考える~』で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<永田暁彦さん>
株式会社ユーグレナ取締役副社長。慶応義塾大学商学部卒。独立系プライベート・エクイティファンドに入社し、プライベート・エクイティ部門とコンサルティング部門に所属。2008年にユーグレナ社の取締役に就任。 ユーグレナ社の未上場期より事業戦略、M&A、資金調達、資本提携、広報・IR、管理部門を管轄。技術を支える戦略、ファイナンス分野に精通。現在はCOO 兼ヘルスケアカンパニー長 としてユーグレナ社の食品から燃料、研究開発など全ての事業執行を務めるとともに、日本最大級の技術系 VC「リアルテックファンド」の代表を務める。
株式会社ユーグレナHP:https://www.euglena.jp/

社会課題解決に携わるのはいつからでもいい

 安部敏樹  社会課題を仕事にしていくことを考えた人がぶつかりがちなことのひとつに、いわゆる「原体験ハラスメント」があります。

 

社会課題解決の活動をしようとしたとき、「それをやろうと思ったあなたの原体験はなんですか」と聞かれることがありますよね。でも、そんなに派手な原体験がないといけないのか、そもそも必要不可欠なものなのかと疑問に思います。

 

 永田暁彦  たとえば、大学入学を機に外見やキャラを変えたりすることを大学デビューと呼びますが、「別にいつからデビューしたっていいじゃん」と思います。大学デビューをするよりも、中学からイケてた人のほうが偉いみたいな風潮がありますよね。

 

社会貢献もそうで、解決に取り組みたい人は中高生のころから問題意識を持っていて、早い段階で行動してきた人なんだろう、というイメージを持たれがちだなとは思います。

 

ほかにも「社会貢献をする人は、人間として正しくなくてはならない」「急に社会問題を解決したいなんて思うはずがない。嘘なんじゃないか」という捉え方をされることもありますよね。

 

でも、たとえば35歳までお金を稼ぐことしか考えてなかった人が、36歳から社会のために生きると決めたとしたら、それは肯定すべきことだと思うんです。
 

 安部  そうですね。「お金を稼ぐことが一番」という価値観でいた人が、ある程度年齢を重ねてから「本当の価値はそうではない」と路線変更できるのは、むしろ褒められるべきことなんじゃないのかなと思います。

 


(pixabay)

 

 永田  私は研究者の支援をしていますが、日本の場合「研究者とは清貧であるべき」という風潮があると感じます。

 

でも、研究を成功させたらお金持ちになるとかすごくモテるようになるとか、そういうモチベーションがあるほうが絶対にいいと思うんですね。そのほうがやりたいと思う人が増えて、人もお金もそちらに流れていくことになりますから。

 

社会貢献においても、行動したら人からすごく褒めてもらえたり、周囲から当たり前のように「素晴らしいことをしているね」と評価される社会になったほうがいいと思っています。

 

いまは世の中が社会問題解決を高尚なものと考えすぎていて、それが参加をむずかしくしていると感じます。どんな人でも、どんなきっかけからでも参加できればいいと思います。

結果よりもプロセスそのものが幸せ

 安部  僕は、社会貢献に関する組織で働くと「人生のピークを後ろに持って来やすい」ところがすごくいいなと思うんです。たとえば野球選手だったら、30〜40代の頃にはピークを迎えることが多いですよね。

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2023年6月9日

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6月の構造化特集「地域医療」への思い
2023年6月9日

この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。

******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。

今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
2023年4月7日

この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルの井上です。

早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******皆さん、こんにちは〜!

編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。ーーーみなさん、こんにちは!リディラバジャーナル編集部の井上です。

2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
98
no.
99
温暖化対策
no.
100
no.
101
組織論
no.
102
no.
103
キャリア
no.
104
no.
105
復興
no.
106
no.
107
コミュニティナース
no.
108
no.
109
MaaS
no.
110
no.
111
地球温暖化
no.
112
セックスワーカー
no.
113
no.
114
感染症とワクチン
no.
115
no.
116
大学生の貧困
no.
117
no.
118
温暖化対策
no.
119
no.
120
同性婚
no.
121
no.
122
フェアトレード
no.
123
no.
124
シェアハウス
no.
125
no.
126
飲食業
no.
127
感染症とワクチン
no.
128
no.
129
国際報道
no.
130
no.
131
社会的養護
no.
132
no.
133
認知症
no.
134
no.
135
入管法
no.
136
no.
137
国際問題
no.
138
no.
139
コミュニティ
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
吃音
no.
146
no.
147
コンサル×社会課題解決
no.
148
no.
149
いじめ
no.
150
no.
151
社会課題×事業
no.
152
no.
153
社会課題×映画
no.
154
no.
155
感染症とワクチン
no.
156
no.
157
社会教育士
no.
158
no.
159
山岳遭難
no.
160
no.
161
支援者支援
no.
162
no.
163
いじめ
no.
164
no.
165
ゲーム依存
no.
166
no.
167
トランスジェンダーとスポーツ
no.
168
no.
169
うつ病患者の家族
no.
170
no.
171
パラスポーツ
no.
172
no.
173
代替肉
no.
174
no.
175
弱いロボット
no.
176
no.
177
戦争継承
no.
178
no.
179
女性の社会参画
no.
180
no.
181
子どもの居場所
no.
182
no.
183
感染症とワクチン
no.
184
no.
185
デジタル社会
no.
186
no.
187
若年女性の生きづらさ
no.
188
no.
189
ゼブラ企業
no.
190
no.
191
多胎児家庭の困難
no.
192
no.
193
ソーシャルイノベーション
no.
194
no.
195
ジェンダー
no.
196
no.
197
毒親
no.
198
no.
199
葬儀
no.
200
no.
201
感染症とワクチン
no.
202
no.
203
子どもの安全
no.
204
no.
205
優生思想
no.
206
no.
207
感染症とワクチン
no.
208
no.
209
障害
no.
210
no.
211
水産資源
no.
212
no.
213
教育格差
no.
214
no.
215
障害と性
no.
216
no.
217
医療
no.
218
no.
219
シングルマザー
no.
220
no.
221
多文化共生
no.
222
no.
223
誹謗中傷
no.
224
no.
225
児童労働
no.
226
no.
227
不登校
no.
228
no.
229
政治
no.
230
no.
231
食料危機
no.
232
no.
233
お金と社会課題
no.
234
no.
235
震災
no.
236
no.
237
まちづくり
no.
238
no.
239
精子提供
no.
240
no.
241
選挙
no.
242
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
243
クラウドファンディング
no.
244
レイシャルプロファイリング
no.
245
子育てと科学的根拠
no.
246
高齢者雇用
no.
247
介護
no.
248
no.
249