no.
111
コミュニティナース
2021/4/3(土)
おせっかい活動が成果連動型の事業に――いまコミュニティナースが必要とされる理由(後編)
2021/4/3(土)
no.
111
コミュニティナース
2021/4/3(土)
おせっかい活動が成果連動型の事業に――いまコミュニティナースが必要とされる理由(後編)
2021/4/3(土)

普段からまちの中で暮らし、住民と触れ合いながら健康面での「おせっかい」を焼く。コミュニティナースの活動は、既存の制度からこぼれ落ちてしまいがちな当事者へのケアを補完する役割を担っている。

 

同じような実践を、持続可能な事業にしたり、他の地域でも実現可能なものにしていくためにはどうしたらいいのか。前編に引き続き、コミュニティナース普及の第一人者であり、Community Nurse Company株式会社代表の矢田明子さんに話を聞いた。

 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2/18のライブ勉強会「『おせっかい』で病のウラの課題を探る」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<矢田明子さん>
島根県出雲市出身。2014年島根大学医学部看護学科を卒業、人材育成を中心に事業を運営する『NPO法人おっちラボ』を立ち上げ。雲南市が主催する課題解決人材育成事業「幸雲南塾」で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティづくりを提案。2016年5月より「コミュニティナースプロジェクト」でその育成やコミュニティナース経験のシェアをスタート。2017年にCommunity Nurse Company株式会社を設立。2019年2月『コミュニティナース ―まちを元気にする”おせっかい”焼きの看護師』が木楽舎より刊行。

市民全員をコミュニティナースにしたい

島根県雲南市で矢田さんがはじめた「コミュニティナース」という予防医療の取り組み。これまでに200名以上の研修を受けたコミュニティナースを全国へと送り出している。

 

また、雲南市ではじまった「地域おせっかい会議」は、集まった個人が地域の問題を共有し、従来の民間・行政サービスでは成し得なかった課題解決を行う。メンバーそれぞれがコミュニティナースとして活動することで、住民の健康づくりに貢献することも目指している。

 

「予防医学には大きく分けて、病気にならないようにする1次予防、病気を早く見つける2次予防、病気が重症化しないようにする3次予防があります。

 

私の経験上、1次・2次予防は誰でも担えるのではないかと考えています。つまり、市民全員がコミュニティナースになったら、1次・2次予防のためにかかっていた医療費は大きく減らせる。ひいては、いま右肩上がりで増え続けている日本全体の医療費も減らせるということです」と矢田さんは話す。

 

(pixabay)

成果連動型で地域おせっかい会議を事業化

2020年、コミュニティナースの育成・実践支援・研究を手がけるCommunity Nurse Companyは、雲南市から「おせっかい活動を中心とした健康なコミュニティづくり事業」を受託。地域おせっかい会議を行政が補助し、成果連動型の事業にするための取り組みがスタートした。

 

前編で触れた郵便局を健康ステーションとして活用する取り組みも、この事業の一つだ。矢田さんらはこのモデルを5年かけて雲南市全域に広げようとしている。

 

一方で、こうしたソーシャルビジネスを持続可能なものにするには、資金面や自治体との連携の難しさなど課題も多い。矢田さんらはどう乗り越えていくのだろう。

※リディラバ会員登録はコチラ
編集長からのメッセージ
×
CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182