no.
127
シェアハウス
2021/5/13(木)
徹底した価値観の共有が、良いコミュニティをつくる――多世代型介護付きシェアハウスの現場に迫る(前編)
2021/5/13(木)
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シェアハウス
2021/5/13(木)
徹底した価値観の共有が、良いコミュニティをつくる――多世代型介護付きシェアハウスの現場に迫る(前編)
2021/5/13(木)

子どもから高齢者までさまざまな年代の人が集まったりともに暮らしたりする場は、子育て、介護、孤立や孤独など、さまざまな社会問題の解決につながることが期待されている。

 

一方で「さまざまな人たちがともに過ごす場所だからこそ、徹底した価値観の共有が大事」だと話すのは、神戸市長田区で多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」を運営する、株式会社Happy代表取締役の首藤義敬さんだ。

 

前編では首藤さんに、多世代型介護付きシェアハウスをつくったきっかけや、幅広い世代が生活するシェアハウスという場に入居する前に気をつけるべきこと、新型コロナによって起きた変化や新たなつながりなどについて話を聞いた。
 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた4/14のライブ勉強会「シェアハウスが社会課題解決の場に!?〜子育てから介護まで〜」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<首藤義敬さん>
多世代介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」代表/株式会社Happy代表取締役。23才で遊休不動産の活用事業や神戸市長田区を中心に空き家再生事業を始め、27才で法人化に至る。自身の生い立ちから多世代でシェアで暮らす昔の日本のようなライフスタイルを作る事が少子高齢化問題を解決する方法の一つになると気付きハッピーの家プロジェクトを始動。HPや看板を作らない繋がりと口コミだけで拡がっていくのがHappyのプロジェクトの特徴。
現在、多世代型介護付きシェアハウスという暮らし方を子供と一緒に住みながら実験中!将棋と珈琲を愛する35才。昼までダラダラ寝ていたい脱力系起業家代表。カオスクリエイター。

多世代型介護付きシェアハウスをつくったのは「エゴの社会化」

もともと首藤さんは、23歳の頃から遊休不動産の活用事業や空き家再生事業などの不動産事業に携わってきた。「おせっかい不動産」と称し、通常の不動産会社のように、ただ物件の紹介をするだけではなかったという。

 

「ただ家を探したいだけならば、自分でスマホからクリックすればそれで済みますよね。でも、僕は『おせっかいな、面倒くさい不動産屋』。お客さんに対して、引っ越して何がしたいのかとか、どういう人生を送りたいのかとか、その人のことについてとにかく質問するんですね。

 

そして最後に、自分が望む生き方をするためにこういう地域に移住してみる選択肢もあるよとか、こういう家に住んでみたらいいんじゃないかという提案をしていました」

 

はっぴーの家をスタートしたのはいまから約5年前、首藤さんが30歳のときだ。20代で結婚し、当時保育園児だった娘さんを育てながら、子育てと仕事の両立に試行錯誤していた。そんなとき、夫婦それぞれに、祖父母の介護が必要な状態に直面する。

 

しかし、当初はシェアハウスや介護施設などを運営したいと考えていたわけではなかったと、首藤さんは話す。

 

「子育てと介護のダブルケアが必要な状況になり、これからどうしていこうかと夫婦で話し合ったんです。まずは高齢者施設を探したのですが、ホームページに掲載されていた介護施設に、どこか嘘っぽさを感じてしまって。

 

どのサイトも、似たようなフリー素材のおじいちゃん・おばあちゃんの写真があって、施設や部屋の様子、食事のことなどしか書かれていない。

 

僕たちは施設そのものの仕様よりも、そこでどんな暮らしができるのか、どういう生活を送ることができる場所なのかを重視していたのですが、なかなかしっくりくる介護施設は見つかりませんでした。

 

当時は僕も妻もフリーランスで働いていて、娘は発達障害のあるとてもアクティブな子。僕たち夫婦にとっても娘にとっても、お互いの祖父母にとってもベストな環境をつくれたらいいのではないかと考えて、はっぴーの家をつくることにしました。だからはっぴーの家は、僕たちの『エゴの社会化』によってできた場所なんです」

 

(首藤義敬さん)

 

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ホームレス
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若年介護
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差別
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観光
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都市とコロナ
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産後うつ
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テロリスト・ギャングの社会復帰
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社会起業家
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ソーシャルセクター
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66
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67
他者とのコミュニケーションを考える
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68
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69
地方創生
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70
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地方創生
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非正規雇用と貧困
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75
他者とのコミュニケーションを考える
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76
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家族のかたち
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他者とのコミュニケーションを考える
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88
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90
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91
温暖化対策
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92
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93
動物との共生
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94
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95
地方移住
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96
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97
動物との共生
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100
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101
温暖化対策
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102
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組織論
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104
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キャリア
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復興
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コミュニティナース
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温暖化対策
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フェアトレード
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コミュニティ
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