no.
136
認知症
2021/6/2(水)
誰もが無関係ではない――認知症に必要なケアのあり方とは(前編)
2021/6/2(水)
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136
認知症
2021/6/2(水)
誰もが無関係ではない――認知症に必要なケアのあり方とは(前編)
2021/6/2(水)

厚生労働省によれば、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は2020年現在で約600万人。今後の推計では2025年には高齢者の約5人に1人にあたる約700万人が認知症になるとされている。

 

認知症は加齢に伴ってリスクが上昇することから高齢者のものとイメージされることが多いが、若者にとっても決して他人事ではない。それはたとえば家族が将来的に認知症になるかもしれない可能性や、その介護を担う可能性が十分にあるからだ。

 

認知症とそのケアについて、高齢者福祉事業などを展開する社会福祉法人福祥福祉会の理事長、阿久根賢一さんに話を聞いた。

 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/4/28のライブ勉強会「認知症患者の世界観とどう向き合う?」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<阿久根 賢一さん>
1976年生まれ。大学では、社会福祉を専攻し、卒業後、高齢者施設にてソーシャルワーカーとして勤務。2002年より社会福祉法人福祥福祉会が開設する特別養護老人ホーム豊泉家北緑丘の立ち上げよりソーシャルワーカーとして参画。その後、施設長、運営本部長、副理事長を経て2017年より社会福祉法人福祥福祉会 理事長。
取得資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員
その他:社会福祉法人 天森誠和会 理事・一般社団法人 日本棒サッカー協会 理事長・青森大学 客員教授 等

そもそも「認知症」とはなにか

認知症は、脳の器質的な変化によって引き起こされるさまざまな病気や症状の総称を指す。認知機能が低下することで「ものを忘れてしまう、覚えることができない、言動に支障をきたす」など、日常生活の色々な場面に影響が出てくる。

 

このような記憶・認知の障害など、根本的な症状としてあらわれるものを「中核症状」と呼ぶ。認知症と聞いて思い浮かぶイメージは多くの場合この「中核症状」だが、そのほかにも「周辺症状」とよばれるものがある。

 

「周辺症状」とは「中核症状」を原因としてあらわれる症状。BPSD(Behavioral and psychological symptoms of dementia=行動・心理症状)とも呼ばれ、物事の理解が難しくなることで不安や抑うつ状態になったり、状況を正しく判断する能力が低下することで暴力的になったりという症状が起こる。

 

認知症介護が介護者に負担を強いるのは、その多くが周辺症状のためだと言われている。

 

たとえば、介護をしている中で徘徊が起こった場合、本人を探したり、警察に相談したりといったことが必要になるケースもある。また、怒りっぽくなったり暴力を振るわれたりすれば、当然心身ともに大きな負担になる。

 

家族介護であれば、その負担はさらに増大する。

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編集長からのメッセージ
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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141