no.
158
感染症とワクチン
2021/7/22(木)
【医療ゼミ#3 前編】ワクチンの安全性はどのように評価されているのか――手を洗う救急医Takaさんが教える「新型コロナワクチンの安全性」
2021/7/22(木)
no.
158
感染症とワクチン
2021/7/22(木)
【医療ゼミ#3 前編】ワクチンの安全性はどのように評価されているのか――手を洗う救急医Takaさんが教える「新型コロナワクチンの安全性」
2021/7/22(木)

2021年7月現在、日本でも新型コロナワクチンの一般接種が進むなか、一部メディアなどではワクチンによる副反応などが大きく報じられ、接種に不安を感じている人もいる。実際に、新型コロナワクチンの安全性はどのように評価されているのだろうか。
 
「医療情報の発信力を身につける」特別ゼミ3回目となる今回は、救急医としてキャリアをスタートさせ、ハーバード大公衆衛生大学院で公衆衛生を学び、現在は12万人のTwitterフォロワーをはじめ多くの人にワクチンをはじめとする医療情報を届ける活動をしている「手を洗う救急医Takaさん」こと木下喬弘医師に、新型コロナワクチンの安全性の確認方法やワクチン認可までの仕組み、誤った情報を報道する危険性などについて聞いた。
 

※本記事の内容は2021年6月30日時点の知見に基づいています。

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/6/30のライブ勉強会「【リディ部×手を洗う救急医Taka 特別ゼミ第3回】」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<手を洗う救急医Taka  / 木下喬弘医師>
2010年阪大医学部卒。大阪急性期・総合医療センターで初期研修、12年同救急診療科に入職。19年にフルブライト奨学生として、ハーバード大公衆衛生大学院に留学。20年HPVワクチン接種率向上への取り組みで同大大学院の卒業賞Gareth M. Green Awardを受賞。8月28日にHPVワクチンのsocial marketingを行うために一般社団法人「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」を共同設立し、現在副代表。科学に基づいた医療情報の提供を心掛け、Twitter(@mph_for_doctors)でも情報発信中。

ワクチン接種と死亡に因果関係はあるのか

2021年6月から、日本でも新型コロナウイルスワクチンの接種の一般接種が開始されている。しかしメディアでは「ワクチン接種後に重い副反応が出た」「こんな死亡事例がある」などといった、人々の不安を煽るような報道がなされることも少なくない。

 

ネット上のコメントでも「新型コロナにかかるより、ワクチンの副反応で死ぬほうが怖い」「ニュースを見ていると、ワクチンを接種するのをやめようかと思ってしまう」という声が上がるなど、一部ではワクチン接種を躊躇する要因の一つになっている面もある。

 

さまざまな情報が溢れるなかで、新型コロナウイルスワクチンの安全性を心配する人もいるだろう。しかし木下医師は「そもそも、新型コロナワクチンの安全性がどのように確認されているのか、その仕組みを正しく知り、理解している人自体が少ない」と話す。

 

まず、ワクチンを打って起きる症状は「有害事象」と「副反応」の二種類に分けられること、ワクチン接種とそれらの症状の因果関係の有無についても、理解しておく必要があるという。

 

有害事象とは、医薬品を投与された患者に起きる、あらゆる好ましくない症状や病気のことで、その薬物の投与との因果関係は問われない。一方で副反応は、その症状がワクチン接種との因果関係があるとみなされたもののみを指す。
 

(提供 木下医師)

 

木下医師は「新型コロナワクチンを接種した後になんらかの症状が出たからといって、それらすべてが副反応によるものだとは限りません」と話す。

 

「個人レベルのワクチン接種と死亡の因果関係は、確認のしようがないんです。

 

たとえば一人の人がワクチンを打ったとして、その後、体調が悪くなり死亡したとします。それがワクチンの副反応であることを示すためには、ワクチンを接種していなければ死亡しなかったことを証明しなければならないのです。

 

しかし、タイムマシンがあるわけではないので、ワクチンを打ってしまった後に『もし打たなかったらどうなったか』ということは確認のしようがないんです」

市販の医薬品は「使用するメリットの方が大きい」

※リディラバ会員登録はコチラ
編集長からのメッセージ
×
CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194