no.
197
ソーシャルイノベーション
2021/10/22(金)
「とりあえずやってみる」は世の中を変える可能性がある――アイデアをカタチにするために必要なこと(後編)
2021/10/22(金)
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197
ソーシャルイノベーション
2021/10/22(金)
「とりあえずやってみる」は世の中を変える可能性がある――アイデアをカタチにするために必要なこと(後編)
2021/10/22(金)

さまざまな社会課題に関するプロジェクトに携わってきた秋山宏次郎さんは2020年、子どもに向けたSDGs解説本『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』を監修した。

 
「子どもでも理解しやすく、かつ子どもだましにはしないというコンセプト」で作られた同著は、2021年10月現在で11万部を突破。この販売においても、秋山さんの手腕が光った。
 
後編では同著を出版する際のアイデアを皮切りに、アイデアをアイデアのままで終わらせないためのポイントを、秋山さんに伺った。

 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/9/23のライブ勉強会「アイデアを掛け合わせて仕組みをつくる〜ソーシャルイノベーションの起こし方〜」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<秋山宏次郎さん>
一般社団法人こども食堂支援機構 代表理事。SDGsオンラインフェスタ・ソーシャルイノベーションディレクター、企業版ふるさと納税の新たな活用モデル構築検討戦略会議・学識委員。企業から食品の寄付やフードロスを集め全国のこども食堂に200万食以上を提供。大手企業の社員時代から他社や行政に様々な提案をし、内閣府認定の官民連携優良事例(全国5選)など、20以上の新規プロジェクト発起人として多くの案件を実現に導く。その他、大学での授業、講演、執筆活動まで幅広く活動するパラレルワーカー。

「売上の一部を寄付」で課題解決に貢献

Facebookに著書本人から監修依頼が来たことがきっかけで、子ども向けのSDGs解説本に携わることになったと振り返る秋山さん。文中の語句や表現をよりよいものに改めるほか、販売方法についてもある提案をした。
 
「僕から『この出版自身をSDGsのプロジェクトにしませんか』と逆提案したんです。書籍が1冊売れるごとに、子ども食堂への支援金に充てられるという仕組みです。
 
そのおかげもあり、『推薦図書に推挙します』と言ってくれるPTAや、『何百冊か買い取って配布したい』と言ってくれる学校や慈善団体の方たちが現れました」
 

(秋山宏次郎さん)


秋山さんが実践したのは、「コーズリレーテッドマーケティング」と呼ばれる手法だ。これは売り上げの一部を環境保護活動などに従事する機関へと寄付することで、商品イメージを向上させるマーケティング手法である。
 
同手法の「最も成功している事例」として、秋山さんは王子ネピアの「千のトイレプロジェクト」を挙げる。
 
「期間限定で王子ネピアの商品を買うと、売り上げに応じて東ティモールに寄付がされ、安全で綺麗なトイレを作るプロジェクトに使われるというものです。
 
ここで王子ネピアは寄付をするだけでなく、実際にエース級の社員を東ティモールに視察に行かせるんですよ。帰ってきた社員は『トイレを作ったら、本当にコレラで亡くなる人がいなくなるんだよ』と社内で話し、インフルエンサー的な役割を果たします。
 
そして話を聞いた営業パーソンが営業先で同じ話をすることで、『うちはネピアを推します』と言ってくれるドラッグストアが出てくる。流通チャネルまで上手く巻き込めてるんですね」
 
子ども向けのSDGs解説本に関しては、「王子ネピアの営業パーソンの役割を僕が担えるという目論見がありました」と秋山さんは振り返る。
 
「講演をするときなどに、『この本が売れたら子どもたちのご飯が増えるんです』と伝えるわけです。
 
本屋にとっては、この書籍を売ることが本業を通じた社会貢献になりますし、買う人にとっても買う行為がSDGsに繋がっていると、両者の付加価値を生み出すことができます」

 

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編集長からのメッセージ
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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
195
ソーシャルイノベーション
no.
196
no.
197
ジェンダー
no.
198
no.
199
毒親
no.
200
no.
201
葬儀
no.
204