no.
118
感染症とワクチン
2021/4/17(土)
【医療ゼミ#0 後編】医療情報をわかりやすく発信するには――手を洗う救急医Takaさんに聞くワクチンのいま
2021/4/17(土)
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118
感染症とワクチン
2021/4/17(土)
【医療ゼミ#0 後編】医療情報をわかりやすく発信するには――手を洗う救急医Takaさんに聞くワクチンのいま
2021/4/17(土)

新型コロナウイルス感染拡大により、多くの人が医療情報に関心を持つようになった。ただ、メディアがワクチンの開発状況や投与の結果などを報じていても、情報は常にアップデートされ、状況は刻々と変わっていく。SNSではデマ情報が飛び交うこともある。

 

不確かな情報に惑わされず、最新の正しい情報を得るにはどうしたら良いのか。また、周囲に対して情報を伝えていく際は、どのような点に気をつければ良いのだろうか。

 

前編に引き続き、世界のワクチン事情に詳しい木下喬弘医師に、医療情報の発信のあり方や、発信のために身につけておくべき知識について聞いた。

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021年4月1日のライブ勉強会「リディ部×手を洗う救急医Taka 特別ゼミ第0回 新型コロナワクチンとは何なのか」で行われました。アーカイブ動画は記事末尾よりご覧いただけます。

 

※本勉強会は、手を洗う救急医Takaさんを講師に、最新の医療情報やその入手法・扱い方、正確な情報を届ける発信力などを学ぶ特別ゼミの第0回(体験講座)です。全12回のゼミの詳細や、無料説明会への参加申し込みはこちら

 

<手を洗う救急医Taka  / 木下喬弘医師>
2010年阪大医学部卒。大阪急性期・総合医療センターで初期研修、12年同救急診療科に入職。19年にフルブライト奨学生として、ハーバード大公衆衛生大学院に留学。20年HPVワクチン接種率向上への取り組みで同大大学院の卒業賞Gareth M. Green Awardを受賞。8月28日にHPVワクチンのsocial marketingを行うために一般社団法人「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」を共同設立し、現在副代表。科学に基づいた医療情報の提供を心掛け、Twitter(@mph_for_doctors)でも情報発信中。

医療情報の不確実性を踏まえて発信する

医療情報は、いうまでもなく人の命や健康に関わる問題だ。情報発信側に立つ場合には、最大限の努力を払うことが求められる。

 

「医療情報を扱うならば、きちんと教科書レベルから勉強してほしい。その上で、最新の論文などで知識をアップデートする努力を怠らないことが必須条件です。

 

また、発信元が自分の意見なのか、論文の情報なのかを明らかにする必要があります。根拠となる数値やデータを出す必要がある際には、引用をつけることも重要ですね。私自身も常に気をつけている点です」と木下医師は話す。

 

医療情報を発信する際に併せて覚えておきたいのは「不確実性」という言葉だ。

 

「たとえば、ワクチンの有効性や安全性を語るときに、それらを0か100かで言い切ることはできません。どこまでがわかっていて、どこまでがわかっていないのか。伝える情報の濃淡まで考えて表現することが重要になります。

 

また、医療情報を伝える際には、今後その情報が変わる可能性があるかもしれないというところまで気を使うことも大切です。

 

海外では、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった当初は『マスクは必要ない』という専門家の意見が出されるなど、マスクの十分なエビデンスはなかったと思います。

 

しかしその後、さまざまな研究が行われ、いまは『街中ではユニバーサルマスクが必要である』と訂正されています。今の時点で正しいとされている情報も、絶対はないということです」
 

(写真 木下喬弘先生)

感染対策を訴えるときに気をつけたい点とは

新型コロナウイルスやワクチンに関する情報発信において、感染対策に関心が低い人に対しては、どのような発信をしていけば良いのだろうか。

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編集長からのメッセージ
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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129