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公開日: 2021/8/3(火)

登山のリスクと家族の思い――山岳遭難と自己責任論(後編)

公開日: 2021/8/3(火)
公開日: 2021/8/3(火)

登山のリスクと家族の思い――山岳遭難と自己責任論(後編)

公開日: 2021/8/3(火)
オーディオブック(ベータ版)

国際山岳看護師(※)の中村富士美さんが代表を務める山岳遭難捜索チームLiSSには、遭難者の家族から捜索依頼が届く。遭難事故の件数だけ、そこには「家族あるいは遺族の苦悩」がある。捜索活動のみならず、家族の心のケアも中村さんの重要な仕事だ。

 

登山者・遭難者の現状や実態、山岳遭難のプロセスについて触れた前編に引き続き、後編では中村さんに「登山のリスクを誰がどう引き受けるのか」「自己責任論を強めることが遭難の抑止力になるのか」といった点について話を聞いた。

 

※国際山岳看護師:日本登山医学会が認定する国際的な制度で、山岳で医療活動を行う看護師のことを指す。山岳医療の知識に加え、登山や救助の技術・知識も持つ。

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/7/15のライブ勉強会「山岳遭難から考える自己責任論」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<中村富士美さん>
国際山岳看護師/山岳遭難捜索チームLiSS代表。WMAJ主催のアドバンスコースを受講したことをきっかけに、野外救急に興味を持つようになり、2017年日本登山医学会認定(UIAA/ICAR/ISMM)の国際山岳看護師に。 看護師としては、都内の市立病院で救命救急センター、集中治療室、心臓カテーテル検査室勤務を経て、現在は非常勤職員となり病院勤務を続けながら、安全登山の啓蒙活動や、山岳地帯における行方不明遭難捜索、救助活動を山岳看護師の立場でサポートをしている。山岳遭難捜索チームLiSSの代表も務める。

家族のケアも大切な役割

警察庁の「令和元年における山岳遭難の概況」によると、年間2000件以上の山岳遭難が発生しているが、そのすべてがニュースで取り上げられるわけではない。同じ山岳遭難でも報道されるものとそうでないものがある。その理由の一つは、家族への影響にあった。

 

「実名報道によって個人を特定されますから、そこから『葬儀を行いませんか』のように、詐欺まがいの連絡がご家族に来たこともあります。そういったことにご家族が巻き込まれてほしくないという思いから、私たちは遭難者について一切公表をしていないんです」

 

もちろん、少しでも情報が集まるように報道してほしいと考える家族もいるし、遭難の詳細を公開する捜索チームも中にはある。しかし中村さんのチームでは、遭難者本人と家族への影響やプライバシーを考慮し、一切の公表を行っていない。

 

このように遭難者の家族・遺族を無用なトラブルから守るのも、中村さんのチームの重要な役割だ。

 

また、心のケアも大きな課題になる。

 

家族が行方不明になるということの心理的な負担は非常に大きい。心配もするし、後悔もする。「なぜ行かせてしまったのだろう」と自責の念に駆られることもある。さまざまな思いを持って捜索隊に依頼をしてくるのだという。

 

(写真AC)

 

そんな家族に対し、中村さんはいつも遭難者本人の話を聞くという。

 

「警察には本人の人柄など、深い話はできないかもしれません。だからこそ、私たちはご本人が普段どんなことが好きだったのかなど、ちょっとした思い出話も含めて話を聞きます。

 

その情報は行動予測などの形で捜索に役立つこともありますし、ご家族にとってみれば『話ができる』ことが精神的な負担を軽減することにもなります」

 

遭難捜索は長期化するケースもある。長い期間に渡って捜索を続けていくためには、家族との親密なコミュニケーションや信頼関係が欠かせない。

 

捜索の先に遭難者が発見された場合でも、ケアは継続していく。不幸にも遭難者本人が命を落としてしまっていた場合、発見されたこと自体は良いニュースかもしれないが、現実を受け入れるのは簡単ではない。

 

中には、自分の家族はどういうふうにして遭難していったのか、その現場を見たいという方もいるという。

 

「そういった方には、実際に遭難した現場のすぐ近くまでご案内したりして、ご家族が少しずつ納得できるような、区切りをつけられるような手助けもしています」

登山に潜むリスクとどう向き合うか

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6月の構造化特集「地域医療」への思い
2023年6月9日

この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。

******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。

今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルの井上です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******皆さん、こんにちは〜!

編集部の井上です。今日は、

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2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。ーーーみなさん、こんにちは!リディラバジャーナル編集部の井上です。

2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
98
no.
99
温暖化対策
no.
100
no.
101
組織論
no.
102
no.
103
キャリア
no.
104
no.
105
復興
no.
106
no.
107
コミュニティナース
no.
108
no.
109
MaaS
no.
110
no.
111
地球温暖化
no.
112
セックスワーカー
no.
113
no.
114
感染症とワクチン
no.
115
no.
116
大学生の貧困
no.
117
no.
118
温暖化対策
no.
119
no.
120
同性婚
no.
121
no.
122
フェアトレード
no.
123
no.
124
シェアハウス
no.
125
no.
126
飲食業
no.
127
感染症とワクチン
no.
128
no.
129
国際報道
no.
130
no.
131
社会的養護
no.
132
no.
133
認知症
no.
134
no.
135
入管法
no.
136
no.
137
国際問題
no.
138
no.
139
コミュニティ
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
吃音
no.
146
no.
147
コンサル×社会課題解決
no.
148
no.
149
いじめ
no.
150
no.
151
社会課題×事業
no.
152
no.
153
社会課題×映画
no.
154
no.
155
感染症とワクチン
no.
156
no.
157
社会教育士
no.
158
no.
159
山岳遭難
no.
160
no.
161
支援者支援
no.
162
no.
163
いじめ
no.
164
no.
165
ゲーム依存
no.
166
no.
167
トランスジェンダーとスポーツ
no.
168
no.
169
うつ病患者の家族
no.
170
no.
171
パラスポーツ
no.
172
no.
173
代替肉
no.
174
no.
175
弱いロボット
no.
176
no.
177
戦争継承
no.
178
no.
179
女性の社会参画
no.
180
no.
181
子どもの居場所
no.
182
no.
183
感染症とワクチン
no.
184
no.
185
デジタル社会
no.
186
no.
187
若年女性の生きづらさ
no.
188
no.
189
ゼブラ企業
no.
190
no.
191
多胎児家庭の困難
no.
192
no.
193
ソーシャルイノベーション
no.
194
no.
195
ジェンダー
no.
196
no.
197
毒親
no.
198
no.
199
葬儀
no.
200
no.
201
感染症とワクチン
no.
202
no.
203
子どもの安全
no.
204
no.
205
優生思想
no.
206
no.
207
感染症とワクチン
no.
208
no.
209
障害
no.
210
no.
211
水産資源
no.
212
no.
213
教育格差
no.
214
no.
215
障害と性
no.
216
no.
217
医療
no.
218
no.
219
シングルマザー
no.
220
no.
221
多文化共生
no.
222
no.
223
誹謗中傷
no.
224
no.
225
児童労働
no.
226
no.
227
不登校
no.
228
no.
229
政治
no.
230
no.
231
食料危機
no.
232
no.
233
お金と社会課題
no.
234
no.
235
震災
no.
236
no.
237
まちづくり
no.
238
no.
239
精子提供
no.
240
no.
241
選挙
no.
242
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
243
クラウドファンディング
no.
244
レイシャルプロファイリング
no.
245
子育てと科学的根拠
no.
246
高齢者雇用
no.
247
介護
no.
248
no.
249