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公開日: 2021/9/30(木)

脱「IT後進国」デジタル庁への期待と課題――日本が目指す優しいデジタル社会のあり方(前編)

公開日: 2021/9/30(木)
公開日: 2021/9/30(木)

脱「IT後進国」デジタル庁への期待と課題――日本が目指す優しいデジタル社会のあり方(前編)

公開日: 2021/9/30(木)

2021年9月1日、デジタル庁が発足した。


デジタル化に関する取り組みは、これまでも各省庁や行政組織のシステムが統一されていないことや、各省庁がそれぞれでデジタル政策を実施しており、一元的に進められていなかったことなどが問題視されてきた。

 
そして新型コロナウイルスの流行下では、特別定額給付金の支給の遅れやワクチン接種における混乱など、デジタル化の遅れが顕在化した。 

 
デジタル後進国とも呼ばれる日本。デジタル庁の設置は果たして起死回生の一手となるのか。

 
前編では、デジタル庁の果たす役割とあり方、日常生活への影響について、テクノロジーの力を活用して日常の課題解決に挑む福島健一郎さんに話を伺った。 

 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/9/9のライブ勉強会「ぬくもりあるデジタル社会をどう実現するか〜デジタル庁発足から考える〜」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<福島健一郎さん>
アイパブリッシング株式会社代表取締役 / 一般社団法人コード・フォー・カナザワ(Code for Kanazawa) 代表理事。Civic Hacker , IT Architect , Entrepreneur .
沖電気グループのソフトウェア会社にて、音声認識/言語処理技術の研究開発、基幹系システム、Webシステムを手がけ、その後、新商品開発や新規顧客開拓の業務に従事する。中規模オフィス(100人程度)のサーバNW管理者も務めるなど、開発から運用、プロジェクトマネジメントまで幅広く経験する。その後、スマートフォン専業のアイパブリッシング株式会社を創業。石川県金沢市を拠点に自治体向けや医療、ゲーム等、幅広くアプリやコンテンツを開発。現在はオープンデータにも注力する。また、Code for Kanazawaの代表として、地域課題をITの力で解決するシビックテックにも力を注いでいる。さらに、様々な教育機関でIT系の講師も担当。

「デジタル化」にようやく舵を切った日本 

当時の菅義偉政権の肝入り施策として発足したデジタル庁。同庁のHPでは、「デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げることを目指す」と力強く謳っている。

 
平井卓也デジタル担当相が重点的に取り組む方針を示したのは下記の3点だ。

 

1.行政のデジタル化
2.医療・教育・防災をはじめ、産業社会全体にわたるデジタル化
3.誰もが恩恵を享受できるデジタル化


2020年にスイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した63の国・地域を対象にした「デジタル競争力ランキング」では、27位にとどまっている日本。

 
発足式に出席した菅首相は「わが国全体を作り変えるくらいの気持ちで、知恵を絞っていただきたい」と職員らに発破をかけた。

 
福島さんはデジタル庁について「期待感の塊のような組織」と高く評価する。

 
「いままでは省庁ごとにデジタル領域を含めた施策が行われてきました。なので各省庁の考えによってデジタル化の進捗状況に差がありました。これは『縦割り行政』の弊害の一つです。


民間の会社に置き換えると、『いろんな部署でやっているけれど連携せずに無駄ことばかりしている』ということになります。経費も余計にかかりますし、やってられませんよね。

 
企業はいま『DX』を叫び、経営戦略の中にデジタルを組み込んでいます。デジタル庁はその省庁版と言えます。

 
今回のデジタル庁発足によって、縦割りではなくすべての省庁にまたがる形でデジタル部門を管轄し、『日本政府としてデジタル化をこう進めるんだ』と決めて推進していく機関ができました。

 
これまでの日本の取り組みは遅れていましたが、ようやく日本政府という一つの大きなものの根幹に、ITやデジタルを据えることができるようになると思っています」 

 

(写真 福島健一郎さん)

優しさのあるデジタル社会を「当たり前」にしていく

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
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no.
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奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
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ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
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33
ソーシャルビジネス
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34
教員の多忙化
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35
no.
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性的マイノリティ
no.
37
no.
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出所者の社会復帰
no.
39
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40
ワクチン
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41
no.
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薬物依存
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性の悩み
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45
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リブランディング
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47
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少年犯罪
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学校教育
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51
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LGBT
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53
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スロージャーナリズム
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55
no.
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ソーシャルセクター
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57
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教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
98
no.
99
温暖化対策
no.
100
no.
101
組織論
no.
102
no.
103
キャリア
no.
104
no.
105
復興
no.
106
no.
107
コミュニティナース
no.
108
no.
109
MaaS
no.
110
no.
111
地球温暖化
no.
112
セックスワーカー
no.
113
no.
114
感染症とワクチン
no.
115
no.
116
大学生の貧困
no.
117
no.
118
温暖化対策
no.
119
no.
120
同性婚
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121
no.
122
フェアトレード
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123
no.
124
シェアハウス
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125
no.
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飲食業
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127
感染症とワクチン
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128
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国際報道
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130
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131
社会的養護
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132
no.
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認知症
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134
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135
入管法
no.
136
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137
国際問題
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138
no.
139
コミュニティ
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
吃音
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146
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コンサル×社会課題解決
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149
いじめ
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150
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151
社会課題×事業
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152
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153
社会課題×映画
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no.
155
感染症とワクチン
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156
no.
157
社会教育士
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158
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159
山岳遭難
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160
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161
支援者支援
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162
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163
いじめ
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165
ゲーム依存
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166
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167
トランスジェンダーとスポーツ
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168
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169
うつ病患者の家族
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170
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171
パラスポーツ
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172
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173
代替肉
no.
174
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175
弱いロボット
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177
戦争継承
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178
no.
179
女性の社会参画
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180
no.
181
子どもの居場所
no.
182
no.
183
感染症とワクチン
no.
184
no.
185
デジタル社会
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186
no.
187
若年女性の生きづらさ
no.
188
no.
189
ゼブラ企業
no.
190
no.
191
多胎児家庭の困難
no.
192
no.
193
ソーシャルイノベーション
no.
194
no.
195
ジェンダー
no.
196
no.
197
毒親
no.
198
no.
199
葬儀
no.
200
no.
201
感染症とワクチン
no.
202
no.
203
子どもの安全
no.
204
no.
205
優生思想
no.
206
no.
207
感染症とワクチン
no.
208
no.
209
障害
no.
210
no.
211
水産資源
no.
212
no.
213
教育格差
no.
214
no.
215
障害と性
no.
216
no.
217
医療
no.
218
no.
219
シングルマザー
no.
220
no.
221
多文化共生
no.
222
no.
223
誹謗中傷
no.
224
no.
225
児童労働
no.
226
no.
227
不登校
no.
228
no.
229
政治
no.
230
no.
231
食料危機
no.
232
no.
233
お金と社会課題
no.
234
no.
235
震災
no.
236
no.
237
まちづくり
no.
238
no.
239
精子提供
no.
240
no.
241
選挙
no.
242
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
243
クラウドファンディング
no.
244
レイシャルプロファイリング
no.
245
子育てと科学的根拠
no.
246
高齢者雇用
no.
247
介護
no.
248
no.
249